ぱっつん45 ページ24
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Noside
童「やぁ、美織ちゃん....だっけ?落ち着いた?」
美「...........私は....」
美織は重い瞼を開け、周りの様子を確認するため当たりを見回した。
色んな襖やらか重力を無視したように立ち並んだ謎の空間。
私はさっきまで教祖様の部屋にいたはず...
そう思っていると、童磨が美織の目の前に「手」を差し出した。
差し出された手は、手首より先が無い。
つまり、千切られた手だ。
美「ひっ.....!!」
美織は後ずさりして童磨から距離を取った。
童磨はニコニコしながら
童「あれぇ、どうしたの美織ちゃん?君はもう鬼なんだから、人間を食べないと死んじゃうよ?」
美「......は?」
この人は何を言っているのだろうか。
私が鬼?
いやいや、私はれっきとした人間だ。
そう考えている間にさらに近づいてこようとする童磨に
美「来ないで!ば、化け物!!!」
と美織は叫んだ。
どうしてこの人はこんなにも笑顔で人の手を触ることが出来るのだろうか。
童「Aちゃんが.........憎いんでしょ?」
美「.....えっ?」
童「可哀想に....Aちゃんに何もかも奪われたんだっけ?」
まぁ、Aちゃんが本当に何もかも奪うはずが無いけど。
そう思いながらも童磨は言葉を続ける
童「Aちゃんは鬼狩り、君は鬼。鬼は人間を喰っていかないと死んじゃうんだよ」
美「.......何が言いたいの?」
童「憎い憎いAちゃんを殺せるチャンスなんだよ。人間の姿のままだと君はきっと罪に問われるだろう?でも鬼になった今、君が人を殺すのも「生きていくため」って事になる」
童「つまり、君がAちゃんが殺しても罪に問われることは無い!」
童「だから、ね?まずはこの手を食べないと始まらないよ?」
童磨はニヤリと笑い、もう一度美織に手を差し出した。
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おもち - 下にちょっとつけたさせてもらって、4個目やるなら下のせりたんさんのにして、3個目は「前髪もどるまであともうちょい」とかどうです? すみません勝手に付け足しちゃって! (5月27日 7時) (レス) @page38 id: 0d8125fb64 (このIDを非表示/違反報告)
せりたん - 3個目は、このまま伸ばし続けてたら、「前髪元に戻った」とか、どうでしょう!更新頑張ってください!応援してます! (2022年3月24日 18時) (レス) @page38 id: 19986f05f3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 応援してます! (2021年3月26日 9時) (レス) id: a9292cd5a5 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 面白い(*'▽') (2020年5月15日 9時) (レス) id: 0656092239 (このIDを非表示/違反報告)
苺ふるーちぇ - とても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月5日 3時) (レス) id: 5678088658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなちん x他1人 | 作成日時:2020年3月21日 20時