【鬼滅の刃】鬼ですが藤の花と鬼しかたべません！

8話~追憶・繋がった命~ ページ9

冨岡義勇side





あの人は元気にしているだろうか





あの人はまたあの時の様に笑っているのだろうか








あの時から俺とアイツはそんな事ばかり考えては口に出していた





思えば鬼殺隊に入れたのも、アイツが手鬼から寸前で助かったのも





鱗滝さんの次に、あの人のお陰だな









今日、久方ぶりにあの人に会えた




見た目も、性格も全く変わってなくて








泣き虫な所も変わってなくて








とても安心した






あの人は俺達より長生きしているから、恐らく俺達の事は覚えてないだろう





手拭いを渡したとき、見知った顔をみるような反応ではなかった









胸に何やら穴が空いた錯覚が起きた




でも






元気で代わり映えのない姿をみれて安心した






そうだ






今度会ったらもっと話そう、アイツも一緒に



そしたらあの時の事を思い出してくれるかもしれない





俺達の事を思い出してくれるかもしれない









思い出したらきっと怖がらないでいてくれるかもしれない





また俺達に笑顔を向けてくれるかもしれない

　





　

　

　

　

　





　









　









　









　








義勇「早く帰ってこい、錆兎」









今度こそ俺達が守るんだ

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