【鬼滅の刃】鬼ですが藤の花と鬼しかたべません！

21話~正反対の二人~ ページ22

in煉獄邸






貴女「………」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ




不死川「離れろよ…;;;」




煉獄「……よもや！！」






馬鹿鬼に好きな事がないっつー事が判明した後、煉獄ん所の鎹烏が文を持ってきやがった





内容は先日の無礼を詫びたいという事だ





だから、今はビビるAを連れて煉獄邸に来たんだがよォ………







貴女「…………」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ



不死川「だから離せって……」








お決まりのビビりで座ってる俺の後ろに引っ付いては服を掴んで一向に離さねぇんだよ



しかも涙目だ、ここで無理矢理離したら多分…というかぜってぇ罪悪感半端ねぇだろうな






………どうすりゃいいんだよ






煉獄「…藤の鬼！！良く来てくれたな！！！」





貴女「ッ？！……私藤の鬼なんて名前じゃないですし無理矢理でここに来させられたしごめんなさい私みたいな中途半端に生き残った私がいると本当にここの澄んだ空気が穢れますよねすいません今すぐ帰ります帰らせてください私まだ死にたくない」




不死川/煉獄「「待て待て待て！！？」」







すげぇなぁおい、コイツ今一呼吸で全て言い切りやがったぞ




てか何でコイツ本当にこんなにもネガティブでビビりなんだよ！？





立ち上がり部屋から出ようと歩き出すAの手首を掴んで強制的に隣に座らせる




よし、慣れるまではこのまんまだな、手を離すと何時勝手に帰りやがるか分からねぇし







貴女「あの…本当にごめんなさい鬼殺隊に運ぶ時私に触れて不快でしたよね本当にすいません…せっ切腹、切腹か斬首するので許してくださいすいません本当にごめんなさい私まだ死にたくない」





不死川「言ってること盛大に矛盾してんの気づいてっか？お前」




煉獄「よもやぁ……」







あの煉獄でもAのこの負け犬根性見ると怯むんだなぁ？






不死川「おらA、藤の鬼って呼ばれたくねぇならせめて名ぐらい名乗れェ」





貴女「……Aです、不知火A

本当にごめんなさい覚えにくい名前ですよね、嫌なら今すぐに忘れて構いませんから……！」







おっっっそろしい位卑下するなコイツ……ここまで来ると最早関心の意すら持ててきたわ





煉獄「不知火か……俺は鬼殺隊炎柱煉獄杏寿郎だ！！これからよろしく頼む不知火少女！！」




貴女「ひぃっ？！！」ﾋﾞｸｯ

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