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龍「いやぁー…宿無しになってもうたからこの蔵に住みついてみたけどかわええ子おらんから盛り上がらんなぁ…」
『〜♪』
龍「おっ、なんや?」
『〜♪』
龍「なんやえらいべっぴんさん居るやんけ!…なぁそこのお嬢さん?」
『は、はい?』
龍「やっぱべっぴんさんやなぁ…よし、食おう」
『え?』
龍「あー、俺が言うてる"食う"は食べる方ちゃうで?…まぁ、あっちの方やな笑」
『いやっ!玲於さん!』
龍「残念聴こえへんで?まぁ、この天気だから無理もないなぁ笑」
『い、いやぁ…』
龍「さぁ…行こかニヤッ」
玲「いやぁーマジ早く朝来ねぇかなぁ」
玲「やっと姫拐ってこれたんだからさぁーフフッ」
玲「俺あんな綺麗な人と結婚してぇなぁ!なんたって姫だしなぁー!」
玲「もし結婚することになったら俺絶対幸せにしなきゃな」
次の日
チュンチュンッ
玲「やっと朝になった!」
玲「姫ー!また歩きだしますよ!」
玲「あれ?姫まだ寝てんの?もーお寝坊さんだなぁ〜笑」
玲「…あれ?ガラッ…ここにもいない…」
玲「っ…ひ、め?(泣)」
玲「……っゔわぁ"ー(泣)」
俺あの時「あれは露だよ」ってちゃんと君に答えてあげればよかった。
そして俺は死んでしまえばよかった。
俺が初めて愛した人。俺が最後まで愛した人。俺を信じてくれた人。
あなたは美しく凛としている、そして儚い。
あと何年…いや何十年かな、きっと俺が探しに行くからね。
〜今伝えられなかった愛を君に〜
✾Fin✾
どもー!何日かぶり作者です!笑
そして今回は[伊勢物語]をテーマに面白切なくお話を書かせていただきました!
学校で習ったところで、その中に出てくる[白玉や]という短歌がとても好きなってしまって話を書こう…となりました!笑
この伊勢物語というものは、在原業平という男が高貴な女性を拐い、天気が悪くなったので蔵に雨宿りをし乗り切ろうとしますが、そこには鬼が住んでおりその女性を一口で食べてしまい、業平が朝見てみるとその女性はいなくなっていて嘆き悲しむ……という感じのお話です!(めちゃくちゃざっくりです笑)
そして白玉やという短歌は、逃走中女性が業平に、あれは真珠ですか、何ですかと尋ね、業平は「あれは露だよ」と答えて、その露が消えるように私も死んでしまえばよかった。という、ちょっぴり切ない短歌になっています!
詳しく知りたい方は調べてみてください笑
では!作者でした!
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あいにゃ(プロフ) - 美紀さん» おぉすごいね!頑張って(*^^*) (2018年2月3日 14時) (レス) id: d4b38371a5 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今ねGENEと臣君のソロとflowerしてるの (2018年2月2日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
あいにゃ(プロフ) - 美紀さん» そうだったんだ!ありがとう(*^^*) (2018年2月2日 17時) (レス) id: d4b38371a5 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 愛羅ちゃん久しぶり来たよお姉ちゃんの麻未ちゃんとダンスと歌習ってるから最近来れてなかったけど愛羅ちゃんに会いたかったの (2018年2月2日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
あいにゃ(プロフ) - 佐野ゆいあ???ウェイターズ(サブ垢)さん» ありがとうございます!もー嬉しすぎます!笑じゃんじゃん更新出来るように頑張ります!! (2018年1月8日 12時) (レス) id: d4b38371a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいにゃ | 作成日時:2017年12月2日 3時