中原(妹)→緑谷(妹)2【ヒロアカ×文スト】

出久 SIDE ページ19

飯田くん対轟くんは轟くんが勝利し、いよいよ、Aとかっちゃんの対決



「幼馴染の対決、緑谷A対爆豪！！START！！」



合図と同時に、どちらかが先制攻撃をすると思いきや、会場に静寂が訪れる





「来ねえならこっちから行くぞ！！」



かっちゃんのその言葉で、地面を強く蹴り、両手でか爆発を起こしながらAに襲いかかる



ドゴンッ！！


「わっ！？」

「きゃっ！！」



その瞬間、Aが力強く地面を踏みつけた

すると会場全体が揺れ、Aの踏みつけた部分は大きくひび割れてしまった


その瓦礫を空中に満遍なく浮かせる




「麗日と同じ作戦か、効かねえぞ！」


「私がそんなことすると思う？」


迫ってくるかっちゃんを避けたかと思うと、瓦礫のある空中に向かって…



「飛んだ！？」



Aは空中に浮かぶ瓦礫に着地すると、また飛ぶという高速移動を繰り返す



かっちゃんも負けじとか爆発を起こし、空中を移動するが、Aのスピードに追いつけない




「爆豪が、追っかけてる…」


「なんか、意外な展開…」




「くそッ、ちょこまかと動きやがって！」

「隙あり！」



かっちゃんの苛立ちから見えた隙を見逃さなかったA

方向転換をし、凄いスピードでかっちゃんの懐に入ったかと思うと、


「重力操作！！」



青山くんの時と同じように、壮絶な蹴りがかっちゃんのお腹に直撃する



「ガハッ…くそがァ！！！」


場外になる前に爆発を起こし、蹴りの衝撃を緩和する


これでなんとか場外は逃れたと思った瞬間、かっちゃんの身体が強く地面に打ちつけられた




「くっ…くそっ…」


「私に触れたら終わり、さ、降参して」




誰もが、Aの勝利を確信したその時だった

何かの視線を感じ取ったのか、Aがかっちゃんから目を逸らし、観客席へと目を向ける


そして、何かを見つけたのか、目を見開き、言葉を失っている



その反動で個性が解けたのか、かっちゃんが起き上がる


「よそ見してんじゃねえ！！」


かっちゃんはAに向かって、

BOOM！！




大きな爆発とともに、Aの身体が凄いスピードで吹き飛ばされる


そして…


「緑谷A…じ、場外！！」




プレゼントマイク先生の放送が会場内に響く





「うそだ…Aさんが、負けた…！？」


隣で、光輝くんはAが目の前の事実に驚きを隠せないでいる


でも、それは僕も同じだった



…Aが、かっちゃんに初めて負けた





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