溺愛注意報【ハイキュー】

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「なんだ影山も知り合いか??」

「ていうかさっき日向知らないって言いませんでした？」




「え、俺は知り合いっていうか…」






と、一気にざわつき出す体育館。そこに監督らしき人がやって来てその場は収まった。



心臓に悪い…
日向くん、こっちみてた、顔も可愛かった。

話してみたいけどやっぱりそんな勇気はなくて、ただただ黙々と繰り広げられる練習にかっこいいなぁなんて胸を踊らせていた。









「「ありがとうございましたっ」」





あっという間に終わってしまった。
バレーってこんなにも見てて楽しいものだったっけ。
気づけば外も暗くなっていたことに驚きを感じながらそっと降りて外に出た。





もうそろそろ着替え終わったかな、ここで待って何がしたいのか自分でもよくわからなかったけど部活終わりの彼らと少しお話したくてスマホの画面を眺めながら待っていれば自転車を押しながらやってくる人影。





あ、日向くん？
見えたシルエットはそれであっていたようで、こちらへとだんだん近づいてきた。



「あれ、さっきの…
えっと、三神先輩。」



な、なななまえ、呼ばれた、話しかけられた！
驚きと観劇に顔を真っ赤にさせながら彼を見つめていれば首を傾げられる。

私は我を忘れて日向くんに近づくと彼の片手を両手で包んだ。







『私、貴方のファンなの』





「…………ええっ！？」
「はぁ！？」






私たちの他に聞こえた驚く声。顔を真っ赤にさせて「俺のファン？ファンってなんだっけ」と戸惑っている目の前の彼のちょうど後ろに黒髪の彼がいた。

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