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"『夜は君の手料理が食べたいんだけど…どうかな』"




熱っぽい目でそんなこと言われたら断れるわけもなく…私は今、傑の部屋で冷蔵庫を漁っている。




「…」




冷静に考えてそういうこと(・・・・・・)を望んでいる男の部屋に上がり込むのはどうなんだろう。

…いや、けどご飯だけだし…大丈夫…でしょ、



……ああ、でも、



やっぱり、この状況…



かなりまずい気が………









「…この材料だと豚肉の生姜焼きが無難かな」

なんて思ってる場合じゃ…



「お、生姜焼きを作るのかい?」

「ひっ、!」




突然背後に現れた傑に肩が跳ねる。




「驚かせてしまったかな」

「驚いたよ…!」

「すまないね」






豚バラ肉を持った私に適当な謝罪だけして、お腹に腕を回してくる傑。






「Aの手料理はどれも美味しいから楽しみだ」

「傑いつも美味しいって言ってくれるから作り甲斐があっ、ちょっ…ん」






首筋に顔を埋めたかと思えば、唇を這わせて吸い上げるから変な声が漏れてしまう。






「すぐる、っ…!」






ちぅ、と吸い上げた傑は「色が白いから目立つね」なんてことを言って、その()を撫でた。

…未経験でも何をされたか、何を付けられたのか、そのくらいわかる。





「髪を下ろしてれば見えないよ。まあ、私的には髪を上げてその痕を見せびらかしてほしいけど」

「ばっ、バカ…!もうあっち行って!」

「ははっ、痛い痛い。叩かないで」




傑の大きい体を力いっぱい押して向こうへ追いやる。







「ご飯できたら持って行くからおとなしくしてて!」


「はいはい、待ってるよ」





楽しそうに嬉しそうに笑う傑に背を向け、死角になったところで痕を付けられたであろう首筋に触れる。





「…っ、」





ぶわぁっと体が熱くなり、どうしようもない気持ちが心を埋め尽くした。









「…あーもう、」






「あっつい…」





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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
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カケオレ(プロフ) - おめでとう夢主ちゃん。夏油と幸せになってくれ (7月22日 10時) (レス) @page50 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
加穂(プロフ) - 始めまして。こちらの作品読ませていただき夏油傑がもっと好きになりました!続きを読ませて頂きたいのですがパスワードを教えて頂いてもよろしいでしょうか? (7月15日 22時) (レス) @page50 id: 45a8770aec (このIDを非表示/違反報告)
モモ - こちらの作品読ませていただきました!すっごく面白かったです!パスワード作品も読んでみたいのですが、教えていただきたいです! (4月30日 23時) (レス) id: fdeb613541 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こちらの作品を読んで傑が更に好きになりました!ありがとうございます😭好きすぎて何度も読み返してしまいました😭過去の作品も読んでみたいのですが、パス教えていただけないでしょうか?🙇‍♀️💦 (2023年2月26日 17時) (レス) id: df988bb267 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 天才…ありがとうございました…!! (2022年11月12日 23時) (レス) @page50 id: 6ec9f3ee23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年5月3日 20時

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