また明日。《２》

♯78 ページ28

慎「何かさ、いかにも陸さんの友達って人だったね。陽キャで(笑)」


「分かる！(笑)やっぱり友達って似るのかな？同じような人が集まってくるよね(笑)あの人…多分この間も一緒にいた人じゃないかな？」


慎「ん？どういうこと？」


「この前、陸くんと電話してて、後ろで“陸〜”って声がしたんだけど、その声に似てた」


慎「そんな一瞬でわかる？」


「イントネーション独特だったでしょ？りぃ⤴くぅ〜⤵みたいな感じ。わかる？」


慎「確かに、そんな感じだった(笑)声も甲高くて特徴あるもんね｣


「うん！でしょ！？だから同じ人だと思う。彼女？」


慎「陸さん彼女いないよ？それにあの人デート帰りって言ってたし」


「じゃあ違うのかなー？でもちょっとお似合いだよね(笑)」


慎「陽キャと陽キャの組み合わせ、ダルそ(笑)」


「賑やかだよねきっと。でも、陸くんと付き合ったら普通に楽しそう(笑)」


壱馬「そうかー？肉ばっか食わされるで？」


遅れて壱馬さんが小走りで来た


慎「毎日肉でしょうね(笑)」


「お肉大好きです(笑)」


壱馬「毎日やで！？飽きるやろ」


「毎日一緒にいる訳じゃないから大丈夫でしょ(笑)」


壱馬「ほぼ毎日おるやろ付き合ったら(笑)」


やっぱり、そういうもの？
毎日会って飽きないのかな？何話すの？
話題とか無くなって、ずっと無言でお互いずっとスマホ触ってて、ただ同じ部屋にいるだけだったら意味無い気がするけど……
同じ空間にいる事に意味があるのかな？


「魚より肉派だから、大丈夫なはずです｣


壱馬「え？付き合いたいん？(苦笑)」


「全然(笑)」

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