【短編集】助けて...

赤羽カルマ(暗殺教室) ページ9

今日もさーぼりーっと♪
裏山にやって来てたぞ〜♪
ここならー...

『誰もこないでしょ。』

どうせE組の皆は授業。気楽〜しかもやっとできるじゃん。ほんと何日ぶりだっつーの。

ｶﾁｯｶﾁｯと音が鳴ればカッターの刃が出てきた。
それを腕に当てて引く。これがたまらなく気持ちいいのだ。

この世が嫌い
偽った笑顔が嫌い
自分が嫌い

自分が嫌いなら自分で自分をいじめりゃ早い話。

業「へぇー先客がいると思ったらーAちゃんじゃん。授業はー？」

赤羽カルマ...正直この人は何を考えてるかわからなくて...少し怖い。にしても目が笑ってないな。

『ん〜♪さぼり〜♪』
こんな明るい声も作るのめんどくさいんだよ。

業「そっかーじゃあ質問変えるねー.....その右手に持ってる血のついたカッターと左腕の傷は何？何してたの？ここで」

『！？こ、これは....』

上手く隠せてなかったのか...バレた...１番厄介であろう奴に...

業「俺今日さーたまたま包帯とか持ってるんだよねー手当てしてあげるよ〜」

そう言って手当てしてくれた...のはいいんだがさっきからずっと無言...気まずい...

業「Aちゃんはさー自分の事嫌い？」

『うん。嫌いだよ、この世も偽って笑ってるやつも嫌い』

業「ふーん。俺もこの世も偽って笑ってる奴嫌いだよ。でも自分は好き。なぜかって？だってこんな喧嘩できるような力持ってるから」

『へぇ』

業「俺はAちゃんが好きだよ。だから...その自傷行為辞めるお手伝いさせてよ。」

『・・・やれるもんならやってみろ。それまではその告白の返事は言わないから。あっかんべー♪』

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