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コナンside ページ29

「しょう兄!」

反対方向で歩いてきた翔也さん
向かって飛んで抱き着いたユリを笑顔でちゃんと受け止めた

「ちゃんといい子にしてた?」

頭を撫でてもらったユリは元気よく頷いてご満悦の様子

「2人とも、ユリちゃんを見てくれてありがとう。」

「ううん。楽しかったから全然気にしてないよ。」

「えぇ。色んな話して面白かったわよ。」

「……しょう兄、ダディは?」

「(そういえばいないなヴィオラさん。)」

肝心のヴィオラさんの姿をまだ見えておらず
段々と目尻が下がり泣きそうになった時だった

「ユリ。」

振り返るとフードを被って大尉を肩に乗せ、片方で巨大な紙袋を持ったヴィオラさん

ヴォールクは真っ先に向かってヴィオラさんの足元をウロウロとしていた

「ヴォー、ご苦労様ですだったな。」

「ワン!」

ヴォールクに一撫でした後、ユリに近づき目線を低くしようとしゃがみ込んだ

「あーあ、また泣きそうなって。」

ユリを片腕でお姫様抱っこをし苦笑いをこぼした

「ぅぅ……だっ……てぇ〜……。」

愚図るユリを見ていた大尉は腕を伝ってユリの元に行き慰めようとしていた

「グスッ…猫ちゃん?」

ナォ〜ンと鳴き頭をユリにスリスリと擦り寄るとユリの笑顔が戻っていった

「何処に言ってたんですか?昼ご飯の食材を買いに行くのは知ってましたけど、遅くないですか?」

「あー途中で迷子になっちまって、そしたらこいつ……大尉っつうんだけど、道案内してもらった。」

「この子…三毛猫ですね。となるとメス……え、メスなのに大尉なんですか?」

「馬鹿か。こいつはオスだ。」

「え!?嘘でしょ!?」

ヴィオラさんと翔也さんの会話にふと思ったことがあった

「(大尉とヴィオラさんって会ったことあったけて……。)」

「おや、ファミレスの坊やか。久しぶりだな。」

紙袋を翔也さんに渡し終えたヴィオラさんは近寄ってきた

「江戸川くん、ユリのお父さんと知り合いだったの?」

「この間ファミレスで坊やと一緒に事件に巻き込まれてしまってな。君は?」

「哀ちゃんって言うんだよ!私の初めてのお友達!」

腕の中で大尉と遊んでたユリが灰原より先にヴィオラさんに言った

「ホー、翔也が言ってた子は君か。」

ヴィオラさんは俺たちの頭を撫でフードで口元しか見えないが微笑んでいた

「2人ともありがとな。君たち昼はまだか?安くて申し訳ないがポアロで何か奢ってやる。そちらのお兄さんもな。」

そう言い微笑んだ

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作者名:♪ソラ♪ | 作者ホームページ:ht//  
作成日時:2017年5月25日 23時

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