銀髪で紫目のチート様 (ページ1)

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プロローグページ1

羽田空港

キイーーーン…………

忙しなく動く飛行機

賑やかな人々

その中で一際目立つ男性がいた

｢っと、着いた……。出口は何処だ｣

キョロキョロと揺れる髪は光を浴びてキラキラと輝く銀色、目は透き通る様なアメジスト

男性とすれ違う人はみな振り返り顔を赤くしたりぼーっと惚けたりして男性を見つめるが男性はそんな事はつゆ知らず

｢さてさて、ここはひとまず腹ごしらえでもするか｣

空港から出てフードを被りポケットからスマホを取り出して電話帳を開いた

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ……

｢やぁ。ダニー｣

『おや？その声はシルバーかい？無事に着いたんだね』

｢なぁ、ここにあいつが居るってホントか？｣

『勿論！ちゃんと調べたし問題ないさ♪』

｢流石だな。お礼はいつものでいいだろ？｣

『お礼はいつもいいって言ってるのにー。じゃあ今度近いうちにそっちに行くからその時に』

｢OK。待ってる｣

通話を切り裏ポケットから1枚の古ぼけた写真を手に取る

自分と弟の幼き頃に撮ったもの
6〜７歳で弟は3〜4歳
髪は銀髪のお揃いだが弟の瞳はエメラルド
2人で抱き合って笑いあっている

｢俺のこと覚えてっかな…………

ジン｣