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side.赤葦
『2日目終わったー！』
「だね。お疲れ、A。」
『京治こそもお疲れ。飲み物でも買いに行くか。奢るから京治も来いよ。』
「お言葉に甘えて奢ってもらおうかな。」
『よし、行くか。』
制服に着替え終わって俺たちは自販機のある場所へ向かった。
通った場所は日中、木兎さんたちと会った場所。
そう言えば、Aは東雲さんと何か話していたが、何だったのだろうか。
あの時のAは焦っている様だった。
Aを見ると腕を上げて身体を伸ばしながら歩いていた。
「ねぇ、A。日中さ、東雲さんと何話してたの？」
『え？東雲先輩と？あれは、ピアノ練習したんだねー。って話しをしたんだよ。』
「そうなんだ。けど、Aがピアノ弾けたことは本当に驚いたよ。去年は弾けないとか言ってたのにさ。」
『あれはな、あそこで言ったら弾くことになりそうだろ。しかもクラスの男子を全員任せた！とか言ってパート練習みたいなのさせられそうだしな。』
「確かに。それあり得そうだね。」
『だろ。だから去年はそう言ったんだよ。』
「けどさ、俺にくらい言ってくれても良かったんじゃない？」
『言うタイミング逃したって言うかさ。 趣味みたいな感じでやってるから本気で打ち込んでる人には失礼かなって思ってさ。ましてや、俺の演奏はへなちょこだしな。』
「そんなことないと思うけど。」
『それより、京治。何飲むんだよ。勝手に押すぞ。』
「え？ちょっと、待ってよ！」
自販機に到着してすぐにAは自販機に小銭を入れて俺に催促してきた。
『ぐんぐんヨーグルトね。それ、美味しいの？』
「美味しいけど？Aはアイスココアなんだね。意外。」
『甘いもの飲みたかったんだよ。』
「へー。そうなんだー。」
『お前、ニヤニヤしすぎなんだよ。気持ち悪い。』
「Aってもしかして、甘党？」
『違う！ほら、さっさと教室戻るぞ。』
Aが急に走り出した。
「廊下は走るなって小学生の時習わなかったの!?」
そんなことを言いながら俺もAを追いかけるために走った。
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Wing(プロフ) - とても好きなシリーズで何回も読んでいます!更新再開楽しみにしてます。 (2022年8月30日 21時) (
レス) @page32 id: 8c6a1b2baa (このIDを非表示/違反報告)
maaya(プロフ) - 更新再開嬉しいです！これからも楽しみにしています！頑張って下さい！応援しています！！ (2020年12月27日 21時) (レス) id: aeedefecf1 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ご帰還お待ちしておりました!!!これからも応援しております！ (2020年12月27日 20時) (レス) id: 6a37ab7dc4 (このIDを非表示/違反報告)
Wing(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました。続き楽しみにしています。 (2020年8月11日 20時) (レス) id: 8c6a1b2baa (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - とても私好みなお話でした。赤葦君との友情の描写が大好きです。更新停止してしまっていて寂しいです。更新めっちゃ待ってます (2019年8月25日 18時) (レス) id: e337ee27f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アッカ | 作成日時：2017年10月7日 0時
