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side.赤葦
「元気か!お前ら!1年ぶりだな!」
『1年生の皆さんは初めまして、僕たちカラーコードと言います。』
「ボーカル・ギターの白井ナオと」
『キーボード専門でその他、ギター・ベース・コーラスを担当してます、黒崎Aです。』
「宜しくな!」
二人の自己紹介が終わると拍手に包まれた。
「さてさて、アイスクリーム。ステージの端で見てないでこっち来い。少し話しをしようじゃないか。」
「え?」
「まじで!?」
『ほら、早くおいで。マイクなら沢山あるし、僕はナオさんと一緒にマイク使うから。』
そう言った黒さんはアイスクリームのメンバーにマイクを4本渡し舞台袖に消えた。
「いや、A!お前話さないのかよ!」
白さんのツッコミに誰もが笑っていた。
「ったくよ。あ、準備?え?話してる間に準備してくれるの?OK!その間、俺とアイスクリームが話せば良いんだな。分かった。って事で、アイスクリーム。お疲れ様!」
「あ、ありがとうございます!」
「俺たちなりの【ストロボ】ができたと思います!」
「あぁ、良かった。初めて聴かせてもらった時より断然さっきのが良かった!めちゃくちゃ良かった!」
「ありがとうございます…」
「頑張って良かったです。」
アイスクリームはとても嬉しそうにしていた。
『ナオさん。もうそろそろまとめてください。』ある程度、白さんとアイスクリームが話し終えると舞台袖にあった体育館のマイクで黒さんがそう言う。
「あ、え?まあ、これからお前たちがどうするかは分からないが色々と頑張れよ。」
「はい!」四人揃ってマイクで言ったアイスクリームの顔はとても楽しそうだった。
「しばらくお前たちは特等席で見てろよ。」
『そうだね。君たちはそこにいてもらわないとだからね。』舞台袖から戻ってきた黒さんも最後だけ話に加わった。
「A、準備終わったか?」
『はい。ここから一人サポートに入ってもらいます。』
そう言うと女子生徒の制服を着てひょっとこのお面をした女の人がギターをアコギを持ってステージに立った。
カラーコードが女性のサポートメンバーを起用するのは多分初めてだ。
『今日はいつもと違う形式でいきたいと思いますので、サポートさんに入ってもらいました。ですので、最後まで楽しんでくださいね。』
「サポートさんがギター、俺がベースでAはいつも通りキーボードメインで行くからな。」
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Wing(プロフ) - とても好きなシリーズで何回も読んでいます!更新再開楽しみにしてます。 (2022年8月30日 21時) (レス) @page32 id: 8c6a1b2baa (このIDを非表示/違反報告)
maaya(プロフ) - 更新再開嬉しいです!これからも楽しみにしています!頑張って下さい!応援しています!! (2020年12月27日 21時) (レス) id: aeedefecf1 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - ご帰還お待ちしておりました!!!これからも応援しております! (2020年12月27日 20時) (レス) id: 6a37ab7dc4 (このIDを非表示/違反報告)
Wing(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました。続き楽しみにしています。 (2020年8月11日 20時) (レス) id: 8c6a1b2baa (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - とても私好みなお話でした。赤葦君との友情の描写が大好きです。更新停止してしまっていて寂しいです。更新めっちゃ待ってます (2019年8月25日 18時) (レス) id: e337ee27f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アッカ | 作成日時:2017年10月7日 0時