. ページ40
Aside
あっという間に時は経ってしまうわけで、
とうとうグラビア撮影当日。
「なに、これ、面積少なすぎでしょ…」
ちゃんと覚悟はしてきたけど、
やっぱり…。
うんん、ダメダメ！！
弱音は吐かない。
よし、気分転換にお茶でも買いに行こう！
自動販売機でお茶を買おうとしていると、
聞こえてくる声…
スタッフ「今日の撮影の子、高校生らしいぜ」
スタッフ「まじ？笑、うわぁ楽しみだな〜」
スタッフ「ばか、お前仕事だろ笑」
そうだ、グラビアってことはそういう風に見られてるってわけで…、
込み上げてくる涙。
だめ、だめだ。泣かない、
できる、絶対できる、
怖くない。怖くない。
下唇を噛み締め、震える手を握りしめる。
水着きて、写真撮るだけ、ただそれだけ、
……だい、じょ、うぶ。
？「あの、すいません、
ジュース買いたいんですけど……。」
誰かに声を掛けられ、我にかえる。
そうだ、ここ自動販売機の前だった、
謝ろうと後ろを振り向と
そこにはふわふわ髪のちゃらそうな男の人が立ってて
私を見るなり驚いた顔をして声をかけてきた
？「…え？どうした？…泣いてるの？」
その人が皆様のご推察の通り、
"さっくん"だった。
『…な゛いで、な゛いです、』
佐久間「いや、めちゃめちゃ泣いてるじゃん、」
涙が出てるのは自分でも分かってる
でも、泣いてることを認めてしまったら、
負けちゃう気がして、
『…だから、な゛いで、な゛いってば！！』
精一杯強がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1669人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっちゃん - 楽しく読ませていただいています！短編集なのですがパスワードを教えていただけると嬉しです。お願いします。 (2021年4月29日 22時) (
レス) id: a06175d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - Twitter怖くてできないや (2021年3月22日 8時) (レス) id: 9bae7bfea3 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くまくん
x他1人 | 作成日時：2020年10月4日 1時
