episode38 ページ38
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_____只今から、主演 永瀬廉、港A
_____演劇を行います。どうぞ、お楽しみくださいませ！
友人のアナウンスがなる
アドリブを利かせてる所に
少し、特別感を感じる。
"やっぱり女優と俳優はそこら辺の劇と違うね！"
"オーラというか、演技力凄かったよね！？"
そんなことを高いテンションで話す背中を見ながら
永瀬くんとふたりで微笑む。
廉「満足！Aは？」
「満足！楽しかったよ！」
廉「んはは、ね。楽しかった。」
_____おふたりさーん、物思いに更けてるとこ悪いよ、はい、2公演目ね！
「あ、まだあったね。」
そう、実はこれ、4公演まであるんです。
そして明日まで続くので合わせて8公演
1公演ずつ少し変えてるから毎公演来てほしかったけど、
何度も来てくれる人は居た。
後半は回ることになった。
髪を綺麗にセットして
黒いタキシードのようなものを着る永瀬くんの横を歩く。
私もさすがにピンクのドレスは目立つから
セットされた髪に
白いふんわりしたドレスを着て回る。
廉「お化け屋敷、行く？」
「インタビュー記事読んだよ、永瀬くん苦手なんでしょ？」
廉「もぉほんま俺のこと好きやなぁ〜。」
「うん、大好き〜！」
廉「それはそれで嬉しいんよ。」
頬がどうしてもゆるゆるになる永瀬くんでした。
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作者名：かいとん | 作成日時：2021年9月24日 0時
