ナイトボーイ. (ページ7)

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リビングに入ると、テーブルに並んだ洒落たシャンパンや、豪華なワイングラスがズラリと並んでいて、

まるでホストクラブのような内装でますます落ち着きが無くなってしまった。

「‥？」

リビングを進むと、ふと黒の革製の大きなソファーに目がいった。

そしてそのソファーからは白く長い足がはみ出ていて、耳を澄ますと確かな寝息が聞こえてきた。

樹「あー、ジェシー寝てんのか？」

じ、ジェシー！？

はたまた聞いた事のある名前に目が見開く。

ジェシーさんもまた、この街のナイトボーイで有名で、

まさかジェシーさんもここに住んでるの‥？

ソファーの前に移動させられると、確かに見た事のあるハーフ顔に長身。

目を閉じて寝ているが、これでも絵になってしまうくらい綺麗な顔だった。

樹「おーい、ジェシー起きて！！」

樹さんが思い切り横になっている体を揺らす。

すると寝起きはいいのかスッと目を開けた。

そして俺と目が合ったかと思うと‥

ジ「＿＿

可愛いっっ！！？？」

＿＿は？？？

寝起きとは思えない声量とその言葉に、

俺はぽかんと口を開けて呆然としていた。