12日目 ページ14
｢てかなんで轟と別れたの？やっぱAちゃんから？｣
｢いや、焦凍に振られた。｣
｢まじ？嘘だろ！？｣
なぜ私が上鳴くんにこんなに質問責めをされてるのかって？
上鳴くんに少し話があるって外に連れ出されたらこうなったんだよ。私もよくわかんないわ。
｢Aちゃん。LINE交換しようぜ！｣
｢え？うん。いいけど…。｣
そう言うと私のスマホを取り、勝手にアドレスを追加していく上鳴くん。
｢あ、Aちゃんってまだ轟のこと好き？｣
上鳴くんの問いに、初めて戸惑う。
考えたことがなかった。焦凍が急に現れて、ドキドキしてたしマギマギもしてたけど。
『好き』という感情は感じなかった。
いや、感じなかったんじゃない。意識するのが怖かったんだ。その感情を持ったら、また焦凍が離れて行く気がして。
｢いや…わかんないや。｣
その瞬間、本当に一瞬だけ、時間が止まった気がした。上鳴くんが私のおでこにキスを落とした。
｢えっ、上鳴くん。なんで、？｣
｢俺、ふたりがこんな時に言うのちょーだっせーけど。今しか入る隙がないからさ。｣
｢俺じゃ、だめかな。いや俺、チャラいって言われてたけどよ！ずっとAちゃんが好きだったし、それに。｣
”エイプリルフールに別れようなんて言わないから”
その一言で全てがわかった気がした。
なんで私は今まで気づかなかったんだろう。
｢ごめんね。私_______________。｣
パズルが完成しようとしている時に残りの1ピースが埋まらない。
それでも私は…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者(プロフ) - 好物がぷりんうどんって見えてえっ、って思ってった。 (2020年4月28日 17時) (
レス) id: 80f40766eb (このIDを非表示/違反報告)
ちぇな＠低浮上気味(プロフ) - これで再ログできると思います。何かあったら言ってください。 (2020年4月20日 18時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇな＠低浮上気味(プロフ) - ログイン画面に入って、『パスワードを忘れた』ってとこ押します。で、登録してたアドレスに、コミュから仮パスが送られてくるので、それを使います。ログインするときは、登録してたアドレス、仮パスを入力します。 (2020年4月20日 18時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
ちーこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年4月17日 23時) (レス) id: a3532fd872 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 続きお楽しみ~ (2020年4月7日 14時) (レス) id: 08cfac3417 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜行性 x他1人 | 作成日時：2020年4月3日 14時
