【青葉城西】いや、別にいいです。

別に 19 ページ20

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「ねー、頑張ってーって言ってくれない？」


『…はい？』



練習試合前



突然天童さんに言われた




「だって俺達マネージャー居たことなかったし、ね？」



いいでしょ、と念を押される



…いやなんで部員全員集まってるのかな？うん？


青城の皆さまにさえ応援なんてしたことないし…まぁそもそも応援なんて求められなかったけども



ていうか応援自体誰かにしたことないし、どうやって言ったらいいのか…




ここでふと聞こえてきた優美先輩の声




「頑張れー！及川ー！」




…頑張れか




『…が、頑張ってください』



なんだこれ照れる。恥ずかしい。応援って辱めを受けさせるためにあるものなの？そうなの？



しばらくの沈黙



そして、



「あぁ、期待に応えよう」


「…今日の俺120点！」


「マネージャーっていいもんなんだな」


「なんか新鮮……」


「はは、顔真っ赤だな」


「お、俺…がが、頑張ります！！」


「俺多分頑張れる」


「………………」



上から順に、牛島さん、天童さん、大平さん、瀬見さん、山形さん、五色くん、川西くん、白布くんだ



…なんか知らないけど喜んでくれたのかな




うん、まぁ今は白鳥沢のマネージャーだしね。あっちには優美先輩いるし、応援くらい大丈夫だよね、うん




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「ねぇなにあれ」


「及川さん、ボール潰す気ですか？指食い込んでますけど」


「そういう国見こそドリンク吹き出してるぞー」


「花巻さん、犯罪者の顔してますよ？」


「矢巾は人殺しの目だな」


「岩泉、ジャージ破く気かよしかもそれ及川の」


「みんなもうタイム終わってるよ！…なにがあったの？松川」


「優美…コイツら手遅れだわ」




こんな会話向こうであったとか、知らない

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