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社畜がお届け ページ20

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「お仕事、ですか」

『はい』

仕事を貰うべく、胡蝶さんのところに来た。

胡蝶さんはどうやら薬のことについて調べていたみたいだったが、私が来たとわかったら直ぐに手を止めてこちらを向いて話を聞いてくれる。

「そうですねぇ、では少し物を届けて欲しいんです。」

『お届けですか』

「はい。Aさんの怪我も大分良くなってきましたしね。少し気分転換をしてきて欲しいので」

こ、胡蝶さん...!!

『はい!承ります!』

あっ待って。でも道とかわかるのかな私。
あのムキムキさんに抱えられてここまで来たし、道なんて見てなかったから...

「道、分かりますか?」

『お恥ずかしながらまったく』

「ですよね。煉獄さんは今任務でここから東に真っ直ぐ行った街にいるので、東に真っ直ぐ行けば着くはずです。」

『なるほど』

どうやら私は煉獄さんという人にお届け物をすればいいらしい。
東に進む...それだけなら多分なんとかなる。うん、よかった地図とかじゃなくて。
初の営業で地図を逆さに読んでしまって、盛大に遅れている最中に契約するはずだった会社から断りの電話を上司に入れられてめちゃくちゃ苦い思い出がある。

あ、でもあの頃の上司はたしかとても優しかった記憶があるな

「これが届けて欲しい物です。本来なら鴉に届けさせるのですが、少し大きめなので。」

『たしかに、これは烏では厳しいですね』

結構ずっしりしている風呂敷を持たされる。うん。こりゃ鳥じゃ無理だ。
てか烏が物運ぶのか。凄いなぁこの時代の烏。令和ではただゴミ貪ってるだけだったよ...?

「では、気をつけてくださいね。あと何かあったら叫んでください」

『さけ...?はい!』

なぜ叫ばなきゃいけないのかはわからないが、早く外に出たいのでとりあえず返事をしておいた。




―――





その様子を見た隠達

「鴉に後付けさせる気だよな蟲柱様」

「むしろ蟲柱様がついていきそうな勢い」

「もしA様が手を出されたものならゆっくり毒で殺されるより普通に刺し殺されるんだろうな」

「お前ら仕事しろ!!!」


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社畜が往く→←社畜の性



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かんな(プロフ) - 最高です!勘違い度高めなの天才的だと思います! (3月1日 21時) (レス) @page25 id: 114c51d1cf (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 初コメ失礼します…!こんなに楽しく読めたのは初めてです、私は貴方様の書く作品がとても大好きです!!これからも応援してます! (6月23日 5時) (レス) @page25 id: 924d54da23 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます! (2022年8月6日 21時) (レス) @page25 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - お、終わりなんですか、、、? (2022年7月27日 21時) (レス) @page25 id: 6c54ce0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみにしてますっ!しのぶさん好きw (2022年6月26日 0時) (レス) @page25 id: bd033ea8fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文香 | 作成日時:2019年10月6日 3時

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