社畜と頭 ページ11
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親方様？？？
聞き間違えではない。絶対親方様って言った。お、親方様ってあの？親方！ってやつ？？そうなの？？ならここはもしかして極道かなにかなの？？
「俺は行く。...A。また来る」
『アッはい！！』
ぽすり。
頭に手を置かれる。身体が勝手に抵抗しようとしたけど、感情で抗った。手を叩いてみろ、殺されるぞ私
というか、また来るんだ...まぁ、冨岡さんは人殺さなさそうだからいつ来てもらってもいいや...あのムキムキな人はちょっと来られたら逃げるけど...
それにしても私、接待やら上司の対応やらしてたから返事だけは一丁前なんだよなぁ
すると、美人さんが目を見開き冨岡さんを見た。
「......冨岡さん？その方の名前、なぜ知ってるんです？」
「聞いた」
「へぇ？そうなんですね...？」
く、黒い...オーラが黒いよ美人さん...
冨岡さんが行ってすぐ、私に寄る美人さん
あんなことがあって久々に人と話したおかげか、少し気も落ち着いた気がするなぁ...多分昨日なら逃げ回ってた
「Aさん...で、よろしいですね？」
『えっと、はい...』
でもやっぱり緊張してしまう！！
「私は鬼殺隊蟲柱、胡蝶しのぶです。」
よろしくお願いしますね。と続ける胡蝶さん
でも私はそれより気になるのだ。
なに鬼殺隊って！！！！蟲柱って！！！！虫なの！！？！？嫌いじゃないよ！！！！いや違う！！やっぱりここ極道とかマフィア寄りの組織だ！！！
へ、下手いったら殺される...言葉選びを慎重に...ハッまずは手当のお礼だ！！
『そ、そうなんですね...あの、治療、ありがとうございました！本当に、助かりました』
まだ痛い体でぺこりとお辞儀する。くっ、痛くなかったら土下座決め込んだのに
「いえ、頭を上げてください。...今まで、辛かったですよね」
えっ、な、なに？何が...？なんの事だ......？
『えっと、...』
「よく耐えましたね」
唐突に頭部に手が降りる。さっきみたいにまた身体が勝手に跳ねたが、それでもお構い無しに胡蝶さんに頭をなでなでされる。...いや、そんなことされる歳じゃない。けど嬉しい。いやでもそれ以上に....
『ぅ、....すみません、は、はずかしい...』
「ふふふ。謝らないでください。貴女は何も悪くない」
『......そんなこと、言われたの初めてです』
みんなみんな悪くなくても謝れ謝ればっかりだったからなぁ。
社畜時代の感傷に浸る私は、悲しげな目で見る胡蝶さんに気が付かなかった。
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かんな(プロフ) - 最高です！勘違い度高めなの天才的だと思います！ (3月1日 21時) (
レス) @page25 id: 114c51d1cf (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 初コメ失礼します…！こんなに楽しく読めたのは初めてです、私は貴方様の書く作品がとても大好きです！！これからも応援してます！ (6月23日 5時) (レス) @page25 id: 924d54da23 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page25 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - お、終わりなんですか､､､？ (2022年7月27日 21時) (レス) @page25 id: 6c54ce0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 続き楽しみにしてますっ！しのぶさん好きw (2022年6月26日 0時) (レス) @page25 id: bd033ea8fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文香
| 作成日時：2019年10月6日 3時
