高杉君の妹は春雨へ潜入調査に行きました。2[坂田銀時]

第37話 潜入調査 ページ5

まぁ、宇宙海賊春雨命が危ないのは確かだが



私にとって関係の無い事だ、ただ言われたことを実行するだけ。




みつき「いーよ、潜入調査行ってくる」



近「あと、ちゃんと薬持ってけよ」

近藤さんの念のおしかたが強い……

みつき「はあー、分かってるよ」

結局こないだ近藤さんに言われたあとも飲まずじまいでいる



一通り話を終え1人廊下を歩く


春風がみつきの頬を優しく撫でる


もう、頬を刺すような冷たい風邪ではない



…

グラッ


急に体が傾く




視界がグルグルとメリーゴーランドみたく回り





体がふらつき倒れまいと柱に掴まるが





めまいに耐えきれずその場にうずくまり片方の手で口をおさえる




みつき「う゛っ………」




クソっ、本格的に薬飲んでないからガタが来ている



みつき「…ちっ…早めに寝るかっ」



猛烈な吐き気とめまいに襲われている体にムチを打ちふらふらとゆっくり立ち上がる

けどこれは寝たら治るものでもない



だが、

ギリギリ意識と自我が保てるからまだ、大丈夫だ。


大丈夫



暴走さえしなければいい

宇宙海賊春雨なら薬の原料の手がかりがあるかもしれない
それを見つければ薬も調合して作れる…


やばい、きもちわるいっ…


誰かの足音が聞こえる

この足音は、土方か。最悪だ1番今見られたくないやつに遭遇するとか



土「！みつきか」


あちらも気がついたようで声をかけてくる。

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