53話 ページ9
『ねぇ、本当に鏡花ちゃんなの？』
鏡花「どうしたの？私は私」
『あ、うん。そうなんだけど変わったなって
だって任務行ったら行方不明になって今あったら……
とっても愉しそうなんだもん』
大好きだった鏡花がいきなりいなくなったのは悲しかった
誰も教えてくれないから何も分からないままで不安だった
でも、元気そうで良かったよ
鏡花「私の事、嫌になった？」
心配そうに聞いてくる
『そんな事無いよ！只……』
鏡花「……？」
『前みたいに辛そうじゃ無いなって思ってね
それに、羨ましいなって』
鏡花「……お姉ちゃんは、人を殺めるのは楽しいの？」
『本当はこんなこと言うのは嫌なんだけど…昔は好きだったよ
心の中にあるモヤモヤが消えていくみたいで』
鏡花「モヤモヤ？」
『何かは分からないけどね』
鏡花「……そのモヤモヤが出始めたのは何時くらい？」
真剣な顔で聞いてくる
『えーと、……兄さんが居なくなっちゃった時…かな？』
鏡花「その人の事は嫌い？」
『……僕を一人にしたから、あんまり好きでは無いな
昔は大好きだったけど！』
鏡花「そっか、有難う。
だと言っている。乱歩さん」
『え…？』
思わぬ所で出た兄の名前に驚くA
そして鏡花が語り掛けると扉が開く
乱歩「ご苦労だったね、鏡花。此処からは僕の出番だから」
鏡花「分かってる」
鏡花は立ち上がり乱歩とすれ違うときに小さく呟いた
鏡花「……お姉ちゃんを、助けて」
乱歩「勿論だよ」
鏡花が出ていきAと乱歩だけになった部屋には沈黙が流れる
最初にその沈黙を破ったのはAだった
『…やっぱり、此処に居たんだね』
乱歩「其れはどういう事？まるで僕の居場所を知っていたかの様な言い方じゃないか」
『知らない筈が無いでしょ。たった一人の家族の居場所を知らなくてどうするのさ』
乱歩「意外な答えだね。Aはもっと僕を嫌いかと思ってたよ」
『どうせ鏡花ちゃんとの話を聞いてたんでしょ？』
乱歩「まぁね」
『あれ、嘘だから。あんまり好きじゃ無いって言うの』
乱歩「……其れは予想できなかった」
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みるくれーぷ。 - シリアス中申し訳ないけどその推理ゲームは絶対乱歩さんと夢主ちゃんしか出来ないですよねw幼少期から凄い遊びをしてらっしゃるww (2018年12月23日 3時) (
レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
野良神(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: d6c3f54fc0 (このIDを非表示/違反報告)
月狂姫(プロフ) - 津島奏太さん» 有難うございます！ミスした所は直しておきますね。御指摘有難うございました。(^^) (2018年10月20日 15時) (レス) id: 12c92e1437 (このIDを非表示/違反報告)
津島奏太 - めっっちゃ遅くなりましたが、続編おめでとうございます！中々乱歩さんの妹の話は無いので良かったです！それと、54話の所で「読んでいた」ではなく、「呼んでいた」なのではないでしょうか？いきなりご免なさい…(´･ω･`)更新頑張って下さいね！ (2018年10月19日 23時) (レス) id: 4a9619a865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月狂姫 | 作成日時：2018年9月27日 18時
