〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

52話 ページ8

お兄ちゃん……何で帰ってこないの？






僕、寂しいのは嫌いなのに…





お兄ちゃんなんか





嫌いだ






『……っ！！』



嫌な夢を見た



前の事なのに何でだろう…



其れより此処は？



ポートマフィアじゃ無いよね？



？「おや、目ェ覚めたかい？」



ゆっくりと起き上がり声の出所へ目を向ける



『あの、此処は…』



与謝野「ああ、そうだったね。此処は武装探偵社で妾は医者の与謝野晶子だよ」



(武装探偵社…確か敵だと聞かされてたな)



『僕は…江戸川Aです。えっと何で僕はここに…』



与謝野「うちの社員がねぇ道で倒れていたアンタを連れてきたんだよ。

何処か痛いところはあるかい？」



『い、いえ！少し首辺りが痛い気がするけど大丈夫なんで！(何か寒気が…)』



与謝野「そうかい？(´・ω・`)じゃ仕方ないね。」



『(何故一寸悲しそうなの？！)』



与謝野「そんなに緊張しなくてもいいんだよ。一寸待ってな。Aの知り合いを呼んで来るよ」



そうして出ていってしまった



僕は疑問でいっぱいだった





何故与謝野さんが僕の知り合いを知っている？






そもそも僕は何で外に出たんだっけ？






敵だとしたら何で殺さないんだ？






僕の素性を知っている？






何で




あんなに優しくしてくれるの？




そんな事を考えていると扉が開く



其処には、久しぶりに会った筈なのについさっきも会った様な人物がいた



鏡花「……お姉ちゃん、久し振り」



『鏡花ちゃん？……何で』



鏡花は僕に向かって優しく微笑んだ



あの頃とは違う光の世界の目で

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