【忘れたい言葉】 ページ43
PM11:45
あー腹いっぱい。と
チャンミンがベッドにダイブした
Aさんの実家も、
4人での居酒屋も楽しすぎて
幸せすぎたから、忘れよう。
ソファーでコーヒーを淹れながら
「美味しかったね」と
装ってしまう。
今朝、朝ごはんを食べながら
何気なく言った、ジェジュンさんの言葉。
【また外出禁止って言われるよりいいかも。】
【また】ってことは、以前に誰かと2人きりでいるところがバレて、外出禁止になったのかな。
咄嗟にそう考えてしまった
それからずっと、ふとした時にその言葉を思い出しちゃって、気にしない気にしないって思ってたけど
Aさんの実家で、お父さんが私に
【栞ちゃんは料理するんだね】
と言ったニュアンス。
前の彼女は料理をしない人だったかのように聞こえてしまった
気にしすぎかもしれない。
ジェジュンさんもAさんのお父さんも
別に過去と比べて言ったんじゃない。
たまたまそういう言い方になっただけで
私が想像してる過去なんてない。
忘れよう、忘れよう
口の中に広がるコーヒーのほろ苦さが
なんだか胸に染みるなあ、
なんて、
忘れようと思うほど思い出してしまう
こんな自分が情けない。
「栞」
背後にあるベッドルームから声が掛かった
「ん？」
振り返ると、上半身を起こしてニコニコしてる
可愛い・・・///
栞「どうしたの？(笑)」
CM「や、幸せだなぁ〜と思って」
栞「そうだね(笑)」
CM「晩飯美味かった？」
栞「うん！参考になる料理たくさんあった」
CM「そう？俺は栞の方が上手いと思ったけど」
栞「えぇ〜？本当？」
CM「うん。・・・あー帰りたくないけど、栞の料理が食いたいなぁ」
ベッドにゴロンと寝転がると、最後、呟くように言った
・・・・幸せだな
今の、この幸せ
絶対絶対失いたくない。
ソファーから見えるチャンミンを見つめながら思っていると
突然ガバッと起き上がり
服を脱ぎ始めた
栞「えっ、あ、き、着替える？」
CM「風呂入る。栞も早く来て」
言い残すように、さっさとお風呂へ行ってしまった
ほんのり赤かったのは
アルコールのせいか
照れていたのか、
ただ、めちゃくちゃご機嫌なのは伝わった。
うん、よし、ほんとにもう気にしない！
えいっと気合入れで自分の頬を両手で叩いた
そして、大好きな人が待つ場所へ。
湯煙の中、湯船に浸かる背中だけで
胸がキュンとして痛いほどだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オバタン(プロフ) - ジュエルさん、お元気ですか？久々に読み返し、懐かしいのとジェジュンにどっぷり愛されてるのが幸せで💜またよければ更新お願いします🎵 (10月27日 15時) (
レス) id: 36a90b0369 (このIDを非表示/違反報告)
あさみん - もう更新はないのかな( o̴̶̷᷄ ˍo̴̶̷̥᷅)でもジュエルさんも大変だろうからまだまだ気長に待ちます！！笑 (2022年10月10日 0時) (レス) @page50 id: d9669a4126 (このIDを非表示/違反報告)
あさみん - 東方神起の曲を聞くたびにジュエルさんを思い出す私(*´∇｀*)笑 再びここに来てしまいました！また一からジェジュンにどっぷり癒されます！更新いつまでも待ってます！！ (2022年6月4日 5時) (レス) id: 54b36aa96c (このIDを非表示/違反報告)
マミー(プロフ) - 何度始めから読んだことか…その都度同じ所で感動、同じ所で涙。更新楽しみにしています。いつまでも待ってます♡ (2022年2月17日 20時) (レス) id: 3e9ba890fa (このIDを非表示/違反報告)
⭐︎jun⭐︎ - 久しぶりに覗いたら更新されてた♡ジュエルちゃんありがとう。自粛やまんぼうがこんなに長引くとは。久しぶりの約束に癒されました。 (2022年2月13日 9時) (レス) @page50 id: ab1bc7e57f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジュエル
| 作成日時：2018年12月19日 23時
