手 ページ2
「A〜・・・どう？大丈夫？」
小さな声でドアを開け
中に入ってこようとした
「ｺﾎｯ・・・だめ、入って来ないで」
「でも・・・」
「子供たちは？」
「チャンミンと栞ちゃんに預けてきた」
「・・・申し訳ないけど助かる・・・」
「うん、気にしなくていいって。おかゆ作ってくるから待ってて」
入って来ないでと言われて、ドアの隙間から顔を覗かせていたジェジュンは
そう言うとそっとドアを閉めて行った
３９度の熱は、体の節々を痛くして
横になっていても辛い
目が覚めて、起き上がれなくて
これはやばいと思っていたらジェジュンが起こしに来て
顔が赤いと驚いて
病院を探そうとしたんだけど
それを止めたのは私。
世間ではインフルエンザが大流行しているから
もしその流行りに乗っかってしまっていたら
すぐに病院に行っても検査は出来ない。
熱が出てから１２時間経っていないと
ちゃんとした検査結果が出ない。
って
よっしーに教えられたところだった。
インフルエンザだったら・・・
子供たちにうつしたら大変だし
ジェジュンにもうつせないし
お正月明けの温泉旅行・・・
これも無理だろうなぁ。。。。
相変わらずハァハァと
荒く熱っぽい息を吐きながら
泣きたくもないのに涙目なのは
高熱のせい
体の痛みとどうしようっていう不安で
眠れないのも辛かった
「おかゆ出来たよ〜」
そう言いながらドアを開けたジェジュン
「そこに置いて」
「なんで。食べさせてあげる」
「ダメ。」
「大丈夫だから」
「・・・じゃあマスクしてきて」
そう言うと少し考えて、一度引き返し
マスクをして入ってくると
お粥の入った器が乗ったトレーをサイドテーブルに置き
私の傍に腰を下ろした
じっと見つめる瞳は変わらず優しく
キラキラしてるな・・・
ぼうっとする頭でそんなことを思う。
私の髪を優しく撫でたジェジュンの手が
冷たくて心地よかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オバタン(プロフ) - ジュエルさん、お元気ですか？久々に読み返し、懐かしいのとジェジュンにどっぷり愛されてるのが幸せで💜またよければ更新お願いします🎵 (10月27日 15時) (
レス) id: 36a90b0369 (このIDを非表示/違反報告)
あさみん - もう更新はないのかな( o̴̶̷᷄ ˍo̴̶̷̥᷅)でもジュエルさんも大変だろうからまだまだ気長に待ちます！！笑 (2022年10月10日 0時) (レス) @page50 id: d9669a4126 (このIDを非表示/違反報告)
あさみん - 東方神起の曲を聞くたびにジュエルさんを思い出す私(*´∇｀*)笑 再びここに来てしまいました！また一からジェジュンにどっぷり癒されます！更新いつまでも待ってます！！ (2022年6月4日 5時) (レス) id: 54b36aa96c (このIDを非表示/違反報告)
マミー(プロフ) - 何度始めから読んだことか…その都度同じ所で感動、同じ所で涙。更新楽しみにしています。いつまでも待ってます♡ (2022年2月17日 20時) (レス) id: 3e9ba890fa (このIDを非表示/違反報告)
⭐︎jun⭐︎ - 久しぶりに覗いたら更新されてた♡ジュエルちゃんありがとう。自粛やまんぼうがこんなに長引くとは。久しぶりの約束に癒されました。 (2022年2月13日 9時) (レス) @page50 id: ab1bc7e57f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジュエル
| 作成日時：2018年12月19日 23時
