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ページ14

「ーー毎度ォ」



気だるげな声が響く午後1時。
荒らされた室内で書類を片していた私は、
現れた3人に「あ、どーも」と軽く会釈した。

それぞれ掃除道具を手にした坂田さん、新八くん
神楽ちゃん。そのうち二人があくびをしているところを見ると、活躍はあまり期待できそうにない。


唯一、営業スマイルを浮かべた新八くんが、
「ご無沙汰してます。大変でしたね」と。
うむ、彼がいなけりゃきっと今頃、万事屋は
前科持ちだ。





「いやあ、だるそうですね坂田さん。言っとくけど
報酬は働き次第だから」

「あー、今日のギャラはよくしゃべりやがるな」

「客のことギャラって呼んでんのかこの男は」






営業を再開したい気持ちは山々なのだが、
肝心の相談室が荒れ放題では、相談者の心を
落ち着かせるどころの話じゃない。

てことで、格安最速で請け負ってくれるであろう、
万事屋に依頼したわけだ。ーーが、はやくも後悔が
先に立とうとしている。

自分の鼻の中を掃除することに
尽力しているらしいその男を睨みつける。




「まったく、大丈夫なのかね」

「す、すみませんAさん。
でも、仕事はきっちりしますんで!」

「・・・頼むよホント」


「あ、銀ちゃん鼻毛落ちたヨ」

「ほっとけ」

「ちょ、何汚してんのォォ!?」



掃除してほしいっつってんだけど!?、と私。
平謝りの新八くんが、なんだか不憫である。


散々私のことをぼったくり呼ばわりした坂田さんが
実はモノホンのぼったくり野郎だったなんてことに
なったら笑えない。もう警察の事情聴取は懲り懲り
なのだ。ーーとまあ、莫大な不安を抱きながら
彼らに任せたのだが、









「ーーー明日地球が滅亡するのかな」

「どういう意味だコラ」



ものの二時間程度で、
相談室は元の姿を取り戻していた。



「・・うそ。鼻毛まみれになってると思ったのに」

「んなわけねーだろ。俺は抜け毛体質じゃねェ」
「いや問題はそこじゃない」



鼻毛に抜け毛もクソもない。




「ま、一応、受けた依頼はきっちりこなすのが、
万事屋のモットーみてェなもんだからな」


「ッ・・そ、っすか」






ーーーいやいやいやいや、ここは別に
胸キュンポイントじゃないだろうが私。

受けた依頼をきっちりこなすってあなた、
それ当たり前のことでしょうが!
特にドキッとするセリフじゃないでしょうが!


普段が最底辺の人間は、少し普通のことしただけで
こんなにも株があがるのか。

十中八九→←他人事



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設定キーワード:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます!! 夢主ちゃんに向けられる銀さんの言葉が何故だか私にまで響いてきます…笑笑 更新等大変かもしれませんが、リアル優先で頑張ってくださいね!! 応援しております!! (3月31日 12時) (レス) id: 6053f0b386 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年3月31日 12時

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