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やり直し、からの ページ16

「ーーさて、やり直すか」



「え?」
「キッスだ。俺からやり直させてくれ」



キスの間に「ッ」を入れる必要性を感じないが
それよりも何よりも、ーーやり直し?

つまり、何?もう一回やるってこと?
さっきは勢いでしちゃったけど、改めて合意の
上でってなると、恥ずかしいっていうか。





「ーー別にお前のキッスをなかったことに
しようとしているのではない。あれは俺に気づかせてくれた大切な経験であって、一生心中に
しまっておくから安心してくれ」

「そのキッスっていうのやめてちょうだい」




どうやら、渋っていると捉えられたらしく
必死に言い分を述べるその人に苦笑いを零す。

ーーーなんだか、結局いつもの小太郎で、
私の緊張も、いつのまにかほぐれていた。






「・・・私はいつでも待ってるから」


「ーーーあぁ」




合図があったわけではない。
ーーーただ、私は自然と目をつむっていたし、

その後は流れるように、再度唇が重なって。



















「だだい____、って、げ!テメェらまだソコかよ。どんだけ長く前戯楽しんでんだよ」

「ぎぎ銀さん!出ましょう!僕たち何も見てないですから!」

「だから戻るのはまだ早すぎるっていったアル
銀ちゃんは何秒で全部終わると思ってるネ」

「ヅラは早ェだろ」


「銀時ィィイ!貴様まさか、俺が早○だと言いたいのか!?下品な!俺の何を知っている!?
言っておくがお前よりは焦らすぞ!」

「テメェの会話の方が下品だろーが。堂々と
ワード晒してんじゃねーよ」





玄関の扉が開き、続いて足音が居間へと現れた
途端、・・あれよあれよと心地いい雰囲気は
消え去ってしまった。

顔を真っ赤にした新八君、銀さんに負けず劣らずなトークを繰り広げる神楽ちゃん、そして
小太郎と下劣な会話を紡ぐ銀さん。



一言で言うなら、・・カオスである。







「これは、ーーーこの先も長そうね」




まあひとまず、私たちの恋が常人より少し
速度が緩やかだということだけ自覚しておこう

ニヤケヅラ→←難しい



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設定タグ:銀魂 , 桂小太郎 , 攘夷   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - さざんかさん» 読んでくださり、ありがとうございます!かなり前に書かせていただいたものなので、今も読んでくださる方がいて嬉しいです! (2022年12月29日 9時) (レス) id: e568b5485d (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 更新お疲れ様でした。投稿してくれてありがとうございました。本編でも、特に番外編でも涙を流してしまいました。とても素敵で感動的で、桂小太郎がさらに好きになりました。出会えてよかったと思える作品です。 (2022年12月11日 4時) (レス) @page44 id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 亜麻音さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!! (2021年8月5日 20時) (レス) id: 226626a196 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻音 - 私ズラ大好きなんで、この話見つけたとき凄く嬉しかったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年8月5日 15時) (レス) id: 0cca164e31 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます!確かに桂さんオチ少ないですよね…!私も書いててとても楽しかったので、また書かせていただきます! (2018年3月13日 11時) (レス) id: ad40a3ccd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年4月11日 0時

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