【銀魂】先天性ブラックシンドローム・続

メリークリスマス ページ27

ー銀時サイドー




隣をチラリと伺えば、いつもとは違う表情を
浮かべるAが目に入る


必死で考えたプレゼントは
なんとかAのお気に召したようだ。








「・・・まあ、その、・・綺麗なんじゃない」






やっとのことでポツリと喋り出したそいつは、

誤魔化しちゃいるが、
耳まで赤くなった顔は隠すことはできず。







「絶景だな」

「まあ、・・・そうね」







ーーーー"お前の横顔が"



心中でつぶやく。


思ったよりいい反応をみせたそいつは
満足そうに微笑んでいる。









「・・・どうだ。俺の優男魂思い知ったか」

「ーーーー"俺が目の前にいんのに、他の野郎
とヨロシクやるたァな"」







「・・・・・・・あのツリーのオーナメントに
されてーのかテメェは」


「物騒ね。そりゃ確かに私はスターだけども」
「誰もんなこと言ってねーよ」





突如ぶり返された俺の黒歴史は
イルミネーションで温まった心を一気に
冷やして行った。







．








．








「ーーー銀時さん」

「あ？・・・・・・ッ、」






呼ばれた名前に反応すれば
そいつの両手ですかさず頬を挟まれて。



驚くまもなく、・・ーーー唇に柔らかい感触を
感じ取った。








「・・おま、」「私からのプレゼントよ」






ニヤリと黒笑を浮かべたAは、
・・俺に完全勝利を収めたつもりだろうか。

一瞬停止した思考を動かして。








．









「ーーー・・んっ」






後頭部を引き寄せて、
ーーーー・・仕返しに深く、口付けてやった。









．









「ーーーーメリークリスマス」









ーーーーーー
クリスマスなのでイチャコラさせてみました
ハッピーメリークリスマス。

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