#5 名前のない毒 ページ6
ｰｰｰリリアス 学問街 薬学の館ｰｰｰ
白「医務室に運びます！」
(ん？今、白雪の声が...)
廊下を歩いていると、外から白雪のそんな声が聞こえた。
初めて聞く白雪の大きな声と、"医務室"という言葉から、
もしや急患...？と少し様子が気になった。
『白雪！リュウ！......キリトも！大丈夫！？
そっちの倒れた子はキリトの友達？手伝うよ！』
白「助かる！ここから1番近い医務室までお願い！」
少年をお姫様抱っこし、医務室のベッドに寝かせる白雪。
白「......！？体温が...下がっています。
震えが止まらない...」
キ「これ...！そいつと同じようになってる奴らの記録と...
使ってる薬。
もう、俺の友達5人も倒れてるんだよ...！！！」
『え...！？』
シ「失礼！急病人が運ばれたと...」
『シダンさん！』
シ「あ〜っ！キリト！！診療所から勝手に持ち出して...っ
おまえ！
...っと、すまない大声を...」
『シダンさん、こちら昨日からいらした宮廷薬剤師の
お2人です。2人が最初にこの子を発見し、
ここまで連れてきてくれました』
白「この子が、急に倒れたんです。
起き上がろうとしても力が入っていない様子でして...」
『体温の低下と呼吸の乱れ、全身の震えがあります』
シ「宮廷薬剤師、ってことは...ガラクの弟子か。
......ちょっとごめんよ」
そう言い、シダンさんは少年の袖をまくる。
少年の腕には今まで見たことがないあざがあった。
シダンさんの話によると、10日前の夜に1人目が倒れ、
それから今日の少年で6人目...皆 子供だそうだ。
症状として分かっているのは、
体温の低下、手足が氷のように動かせなくなること...
外から温めても効果がないこと、
四肢のどこかにあざが現れることが説明された。
白「治療薬が...ないんですね」
『今は体温を少し上げられる薬で、
症状の悪化だけを何とか防いでいる。と...』
シ「ガラクが教えているなら、きみ達も信用できる。
何か気付く事があったら教えてくれ
...A君！一緒にこの件にあたってくれ。
2人は昨日来たばかりなんだろ？
リリアスに詳しい者が居た方が心強いはずだ」
『はい！私のできる精一杯を尽くします』
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りち(プロフ) - Mizunaさん» ありがとうございます！エールとっても嬉しいです...！✨️ ご期待に添えるよう精一杯頑張ります (2023年2月3日 5時) (
レス) id: 20e5e2012a (このIDを非表示/違反報告)
Mizuna(プロフ) - 続きを楽しみにしています！頑張って下さい！ (2023年2月3日 0時) (レス) id: 0ed3c8b7be (このIDを非表示/違反報告)
りち(プロフ) - さくにょさん» コメントありがとうございます！完全初投稿でオリフラも分からずにいました。ご指摘、感謝致します( 'ᵕ' ; ) これからも頑張ります💪 (2023年1月24日 22時) (レス) id: 4131e1e839 (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - コメント失礼します！赤髪の白雪姫好きなので嬉しいです！おりふら立っちゃってますよ💦応援してます！ (2023年1月24日 21時) (レス) id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りち | 作成日時：2023年1月11日 23時
