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浮気だ。 ページ4

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「よもや結婚早々浮気が発覚するとは…!!」


「帰って早々何の話?」



 

柱合会議を終えた杏寿郎が、帰宅した。


新婚ということもあり、
お館様に与えられた屋敷に二人で住んでいる。


何やら不機嫌な様子で帰宅した杏寿郎は、

Aを見るなり、刀を抜いた。



もう一度言おう。

刀を、抜いた。





「冨岡と時透から聞いたぞ!二人と任務に出た事があるそうじゃないか!」


「そりゃあ…一応甲だし、柱の方と任務に出ることもあるよ」


「二人が君を褒めていた!強さも申し分なく、何より連携が取り易いと!」


「え!嬉しい!」





柱に認められるなど、そうある事ではない。


素直に喜びを口にすると、
杏寿郎は抜いた刀をAに向けた。





「夫である俺を差し置いて、他の男と任務に出るとは!!」


「夫が妻に刀向けるのはどうなの?」


「浮気だ!!」


「はいはい、今日はさつま芋ご飯炊いたよ。食べないの?」


「むぅ!?ならばこの話はこれでお終いだな!!すぐに手を洗ってくる!!」


「いってらっしゃい」





もはや炎獣遣いである。



杏寿郎のしつこいまでの求婚に、とうとう折れたA。


少なからず杏寿郎に惹かれていく自分がいたが、それを認めたくはなかった。

それでも、真っ直ぐに愛してくれる杏寿郎ならばと

最後は観念してしまったのだった。



愛するあまり、こうして嫉妬しては暴走を見せる杏寿郎だが


ここでもAの有能さが発揮される。


出会ってわずか三ヶ月、

すでに杏寿郎の扱いはピカイチである。





「うまい!うまい!わっしょい!」


「よかった、……ところで杏寿郎」


「ん?」


「冨岡様と時透様と、…私の話をしたわけじゃないよね?」





ぶふっ…と、口に含んだ味噌汁を吹き出す。


笑顔で見つめるAに、

杏寿郎の背中を、嫌な汗が伝う。





「は…話したわけではなくてだな、有能な隊士がいると聞いてな!それがたまたまAだったというわけでだなっ」


「私があなたと結婚してる事は話してないと?」


「はっ……話しっ……すまん!!!」





嘘がつけない男、煉獄杏寿郎。


包み隠せない所も、Aが好きな部分の一つである。

Aとの結婚を明かさないというのも、
きっと秘密には出来ないだろうと思っていた。





「もう…ほんと馬鹿正直なんだから」


「Aを自慢したいあまり口を滑らせてしまった…」


「……馬鹿」





.

二人は鬼殺隊。→←そして。



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香澄 - とっても面白いです!!今日の朝は電車で笑いを堪えながら見ていました笑。更新頑張ってくださいね! (2月19日 21時) (レス) @page8 id: 130dd00968 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます、分かりにくくてすみません、わざと火の表記にしています。日の呼吸について詳しく明かされていない状態での会話になるので…… (7月22日 14時) (レス) @page22 id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 失礼かとも思うんですが、火の呼吸じゃなく日の呼吸ですよ! (6月19日 22時) (レス) @page22 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 番外編.有能妻の日常のここの部分 待っていろ!と掛けて行った。 これ正しくは駆けて行ったではないんでしょうか? (2021年11月2日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 この物語では煉獄さん生き延びることが出来て良かった です。。。 その後のお二人のことが気になります。 (2021年11月2日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリア | 作成日時:2021年2月13日 23時

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