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ギルダ「とうとう、この日が来たね…。」
ドン「レイの誕生日…。」
A「………やらなくちゃ…。」
今日まで僕らは動けないエマとレイの代わりにひっそりとけど、着実に脱獄までの準備を進めていた。
2ヶ月間かけて仲間にした5歳以上の子供たち…。ママをずっと信じていた分、みんな涙を流していた。
ギルダ「うまくいくかな…。」
ドン「やるしかねえだろ!大丈夫だ!俺らがウジウジしてたら意味ないだろ!」
A「ドン………。」
ドン「なあ、俺今いいこと言ったんじゃ!」
A「うるさい。」
ドン「ええええええ…。」
やる気があるのはいい事だけど…暑すぎてうるさい。
はあ、けどこれがドンだしなぁ…。
A「はあ……。」
ドン「な、なんだよそのため息は!」
ギルダ「まあまあ、もう夜なんだから静かにして。」
ドン「あ…わりい。」
これから先がもっと辛くて疲れるのに、もうここで疲れてる気がする…。
はあ…。
ギルダ「ほら、Aもシャキッとする!」
痛い痛い! そんなにつねらないでよ。
すぐに離してくれたけどジンジンする…。
痛いなぁ…
A「ふぁい…」
ドン「ぷっ…。」
ドンが笑ったから、睨んだらすぐにキリッとした顔に戻った。あいつめ…。
ギルダ「待って! 煙の匂い…」
始まった…僕らの脱獄が…!!
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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