第五夜 ページ8
あれから部屋に戻ってしばらく涙が止まらず、そのまま寝てしまったみたいだ。
いまは朝の三時。人狼が襲うのは深夜１２時から１時の間と決まっている。
不覚にも無事だった...と安心している自分に心底腹が立つ。
シャワーを済ませ、再びベットに戻ると睡魔に襲われ、また寝てしまった。
随分昔の夢をみた。
プロヒーローの母と父。産まれた瞬間から敷かれたNｏ．１ヒーローへのレール。
期待以下なら容赦なく飛び交う罵声と暴力。民を救い、自分たちの娘は救えない。
ヒーローなんか大嫌いだった。でも同じような境遇でも、まっとうな動機ではないものの
ヒーローを志す焦凍にあこがれた。でもそんな焦凍も今やきっとわたしのことが嫌いになった。
中学一年生の時感情によって個性が暴発し、中学校のクラスメイト十何人に大けがを負わせてその後
二年陰湿ないじめを受けた。自業自得だけど。そのときの、わたしのせいで義眼になって
しまった女の子のわたしを軽蔑する冷たい目が思い出された。自分は独りだと思った。
でも焦凍がいたから孤独と感じなくなった。でももう焦凍はわたしなんて...。
目が覚めると８：３０。もう行かなきゃいけない。夢はぼんやりしてよく覚えていない。
歯を磨いたら髪を梳かして部屋を出た。
大部屋に着いたらもう９時直前。来ていなかったのはわたしと障子くん。
焦凍と目があった。一瞬ほっとしたような顔をした？ああでももう寡黙ないつもの顔だ。
気のせいか。それより障子くんは...？
【時間です 前回の犠牲者は障子目蔵君でした これから十分間話し合いを行います】
芦戸「もう嫌だよおおおお！！！なんであたしらがこんなのやんなきゃいけないの！？！？」
切島「ほんとだよっ...。なんで俺らが。」
常闇「今はそんなこと話している時間じゃないだろう。あと十分足らずで一人処刑しなきゃいけ
ないんだぞ。」
青山「ねえ、ボクもこんなこといいたくていう訳じゃないんだけどさあ、最初の朝、砂糖くんと
瀬呂くんと尾白くん、三人だけ遅れてきた。ルール説明には人狼は三人いるって書いてたよね。
キミたちはなんで遅れてきたんだい？」
切島「おい...もしかしてお前、こいつらを疑ってんのか！？人狼なんて、本当にいるかも
わかんねえってのに！！！！！！」
葉隠「そうだよっ！！！本当とは限らないよ！」
【時間です 人狼だと思う人に指を指してください】
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shio(プロフ) - とても面白いです！続き待ってます！ (2021年12月8日 22時) (
レス) @page16 id: 8c8b2b6f4b (このIDを非表示/違反報告)
天喰ﾀﾏｷ - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！ (2021年1月22日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス少女 - 続き頑張ってください。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: 75168e9d82 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王(プロフ) - みっちねぇさん» ありがとうございます！至らぬところばかりですがそういっていただけるとすごく励みになります！更新がんばります！ (2018年8月23日 17時) (レス) id: 58b5fa2dc2 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2018年8月23日 17時) (レス) id: 58b5fa2dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆殺王 | 作成日時：2018年8月11日 16時
