第四夜 ページ7
大部屋に入ると瀬呂くん、砂糖くん、尾白くん以外全員揃っていた。
麗日「デクくん、飯田くん、Aちゃん...おはよう..。」
緑谷「うららかさん、おはよう。」
『おはよう。』
飯田「おはよう、麗日くん。よく眠れたか？」
麗日「ううん〜全然。」
デク「みんな疲れた顔だ。」
蛙水「わたしも一睡もできなかったわ。」
八百万「わたくしも二時間ばかり...。」
デク「蛙水さん、八百万さん。」
麗日「梅雨ちゃん、くまができてるよ。」
だんだんみんなやつれ始めてる...。
九時になるギリギリで来ていなかった三人も無事到着し、放送が鳴った。
【ｻﾞｻﾞｯ...皆さんおはようございます ただいまから投票を行います その前に１０分間の話し合い
を行いますので、みなさん、討論に移ってください】
普段の授業では先生に怒られるほどうるさいA組も、誰も話し出す人はいなかった。
そうしてあっという間に十分が経っていた。
【投票の時間です 人狼だと思う人に指を指してください】
誰かに..指さなきゃ。誰に..誰に？誰が人狼かもわかんないのに？そもそも本当に人狼なんて
いるの？それになんでわたしたちがこんなこと。
いろいろ考えていると、無意識に自分の指は自らを指していた。
【口田甲司君はルール違反によって処刑します】
口田「うわあ！！！いやだあああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！」
一瞬の出来事だった。
誰にも指を指せなかった口田くんの腕輪が締まり、口田くんから右手首が分断した。
直後口田くんは無抵抗に地面に墜ち、床には血の水たまりが出来ていた。
何人か男女に定まらず恐怖の叫び声があがったが、わたしは声すらでなかった。
【投票の結果です 上位票は芦戸三奈が二票、尾白猿夫が二票でしたが極に少数票だったため今回は
処刑は行いません 夜のアクションまで待ってください】
そのアナウンスと共に扉がひとりでに開き、何人かはすぐに出て行った。
わたしはその場にしゃがみこんでしばらく動けなかった。人が死ぬ瞬間をみたのは初めてだ。
思い出すと悪いが吐き気すらしてしまう。
隣を見ると焦凍がまだ残っていた。悔しいような怖いような表情をしていた。
焦凍とは話したかったが、とてもいまはそんな気にはなれず、急いで部屋に戻った。
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shio(プロフ) - とても面白いです！続き待ってます！ (2021年12月8日 22時) (
レス) @page16 id: 8c8b2b6f4b (このIDを非表示/違反報告)
天喰ﾀﾏｷ - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！ (2021年1月22日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス少女 - 続き頑張ってください。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: 75168e9d82 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王(プロフ) - みっちねぇさん» ありがとうございます！至らぬところばかりですがそういっていただけるとすごく励みになります！更新がんばります！ (2018年8月23日 17時) (レス) id: 58b5fa2dc2 (このIDを非表示/違反報告)
爆殺王(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2018年8月23日 17時) (レス) id: 58b5fa2dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆殺王 | 作成日時：2018年8月11日 16時
