57体目 ページ16
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スタートの合図が聞こえた途端に、殆どのチームが私達の騎馬、主に緑谷くんに狙いを定めて近付いてくる。
「実質1000万の争奪戦だァ！！」
「ハッハッハァ！緑谷くん、いっただっくよ〜！！」
恐らくB組の人達と、透ちゃんたちがこっちに向かってきた。
「いきなり襲来とはな…追われし者の
流石常闇くん…！厨二心をくすぐられるような言葉遣いだ…っ！！
ああ、今はそんな事考えてる暇ないんだった！
「さぁ緑谷くん！攻めか守りか、どっちを選ぶかで出すポケモンも違うから早めでよろ！」
私たちが緑谷くんに選択を迫ると、彼は意を決したように力強く言った。
「もちろん…逃げの一手！！」
「させんなァ！」
B組の人達が一足先に何か仕掛けてきた。
先頭の人が強く地面を踏んだ瞬間、そこから広がるようにして赤い合成ゴムがなんだかゆらゆらと動いているように見えた。まるで液体のように。
「なにこれ！」
「沈んでる…！」
なるほど…あの人の個性は液体状にするか、沈めるかのどっちかだね…！可能性としては沈める個性という方が大きいかも。
「あかん抜けへん…！」
どんどん沈んでいく私たち。あと少しで腰まで沈んでしまいそうだ。
「化獣さん！」
「任せてよね！」
下の私達も体力使うことなく上がれる方法…これはもうエスパータイプで行くっきゃない！
「出ておいで、ニャオニクス！」
私は片方の手からオスとメスのニャオニクスを一体ずつ出した。やばい、結構ギリギリだこれ…
私の手のひらから出てきた彼らは青い光に包まれて、凛とした姿で立っていた。
そりゃもう私の細胞とは思えないくらいには。
「私たちにサイコキネシス！上に持ち上げて！」
「「ニャ！」」
私が指示を出すと二匹は私たちをサイコキネシスで浮かせてくれる。
「化獣さんありがとう！」
「そういうのは全部ニャオニクスたちに言ってあげて！」
「ありがとうニャオニクス！」
「「にゃ」」
「飛んだっ！？あの生き物の力かっ…追えぇ！！」
B組の人は諦めていないのか、こちらに進行方向を変えて向かってくる。
やめてよ！見逃してよ！
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無茶々(プロフ) - 紅刃さん» ありがとうございます。これからもなんとか完結までいけるように頑張りたいと思います！！ (9月16日 22時) (
レス) @page16 id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
紅刃(プロフ) - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (9月4日 23時) (レス) id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
無茶々(プロフ) - 羅鳳夏さん» 凄く嬉しいです！！これからも皆さんが楽しめる作品を作っていけるように頑張ります！ (2024年6月2日 18時) (レス) id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
無茶々(プロフ) - まめさん» 初めまして！この作品をご覧頂き誠にありがとうございます！これからもゆっくりですが更新していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします！！ (2024年6月2日 18時) (レス) id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
羅鳳夏 - この作品めちゃ好きっす！これからの更新もめっちゃ楽しみにしてます！ (2024年6月2日 17時) (レス) @page3 id: f9cd9172e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2024年5月18日 10時
