54体目 ページ13
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「えぇ！？」
緑谷くんは更に不安そうな表情を浮かべていた。
いや、ほんとごめん。なんか調子良くってさ、張り切っちゃったらやっちゃったのよ。
「それにここって、平等にするためコスチュームの装備とか持ち込み禁止じゃん？私、ボールがないと個性の使用量が増えちゃうんだよね。
そんで私としては本線までにはなるべくキャパ少なめで行きたいわけよ。
いやね、もちろん緑谷くんのことは個性駆使して全力で守るよ？だから頑張って組んでくれる人探そ！」
「うん、そうだね…！探そう！あ、でも化獣さん、無理はしないで！」
「うん！君には言われたくないかな！」
初日に腕ぶっ壊してたの忘れたとは言わせないからね！
というかこのままじゃ誰も組んでくれないかもしれないな……ここはもう必殺技のおねがい(脅しとも言う)を使うしか無いかもしれない。
「化獣さん。僕、化獣さんに断られた時の策を考えていたんだけど、聞いてくれないかな？」
「こういうのは緑谷くんの方が得意そうだし、もちろん！任せたよリーダー！」
「デクくん！Aちゃん！」
緑谷くんのあだ名が聞こえてきた方を振り返る。そのあだ名で呼ぶのは私が知っている中では二人だけ。加えて君付け、つまり彼女は、
「組もう！」
「「麗日さん！／お茶子ちゃん！」」
彼女の一言に、緑谷くんは号泣していた。それはもう滝のごとく。これって脱水症状とかなんないものなのかな？
そのまま彼らは私そっちのけで二人だけの空気を作り出し、こっちが光で焼け焦げてしまいそうなくらいにはキラキラを周りに振り撒いていた。
私はそれを生暖かい目で見つめる。アオハルかよ。
「なにより、仲良い人とやった方がいい！」
お茶子ちゃんは満面の笑みを浮かべて私たち二人にそう言ってくれる。さっきまで二人で向き合っていたのに、私の方も向いてくれていた。
んー、お茶子ちゃんは天使なのかな？
そう思ったのは私だけではないようで、緑谷くんの方から変な音したなと思い、チラッと見ると顔を中央にギュッと集めるように顔を歪ませていた。
分かる、分かるよその気待ち…
「どうしたの？不細工だよ？」
「お茶子ちゃん！？それはストレート過ぎるよ…！！」
お茶子ちゃんの口から出た思わぬ言葉にびっくりしたが、緑谷くんはあまり気にしていないらしい。
私はここで、気がついたことがある。
……………あれ？私の時と反応違うくない？
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無茶々(プロフ) - 紅刃さん» ありがとうございます。これからもなんとか完結までいけるように頑張りたいと思います！！ (9月16日 22時) (
レス) @page16 id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
紅刃(プロフ) - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (9月4日 23時) (レス) id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
無茶々(プロフ) - 羅鳳夏さん» 凄く嬉しいです！！これからも皆さんが楽しめる作品を作っていけるように頑張ります！ (2024年6月2日 18時) (レス) id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
無茶々(プロフ) - まめさん» 初めまして！この作品をご覧頂き誠にありがとうございます！これからもゆっくりですが更新していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします！！ (2024年6月2日 18時) (レス) id: 4b138df16c (このIDを非表示/違反報告)
羅鳳夏 - この作品めちゃ好きっす！これからの更新もめっちゃ楽しみにしてます！ (2024年6月2日 17時) (レス) @page3 id: f9cd9172e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2024年5月18日 10時
