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「あ!今声がしたよ!もしもし、聞こえますか!!起きてくださーい!!」

「おい、そんなに揺さぶるな。後、もうこいつはほっといて帰るぞ。ここにいたらあれに真っ先に目をつけられる」

「おはようございます!!!」

不安になる言葉を聞いてつい変なテンションで起きてしまった。

俺を殺すつもりなのかと疑いたくなるほど揺らしていた背の小さな男の子は、こちらに手を伸ばして「おはよう、大丈夫?」と声をかけてくれる。

その手を掴んで立ち上がると、不安になる言葉を投下した目つきの悪い男性が舌打ちをする。

その態度に自分が立ち上がったことについて舌打ちされたようで少しイラッとしたが、恐らく俺が起きずに寝ていたほうが好都合だったのだろう。言い出すのが遅れたのは俺の責任なので、俺が怒る権利はないと思う。

「いやそうじゃなくてお前倒れたフリだっただろうが」

「何をいってるんだい!さっきまで倒れていた人に失礼じゃないか!ごめんね、この人こんな目してるけど本当はとっても優しいからね!」

「もうそれでいいから本当に早く帰ろうぜ。朝の2時だ。もう動き出してるぞ」

「え!わ、ほんとだ!説明は後でするから、君も来て!じゃないと“永遠の負”になっちゃうよ!」

そういうや否や、男の子は俺の手をとって走り始める。

その瞬間に見た外の景色は、異様なものだった。

自分の立っているこの場所は、青々とした芝生が大地を埋め尽くしている。

男の子に引っ張られているほうには、少し遠いが美しい村の姿があった。

遠目からでも見てわかるほどに輝く水に、昔の家屋を連想させられる見事なまでの木造建築。村は塀と溝によって囲われ、2つの門がついている。

そのほかにも様々なものに俺の目は釘付けになった。目の前に広がる雄大な自然は、現代に生きる人間たちが奪ってきたものそのものである。ここはまさに桃源郷と呼ぶに相応さわしい。

(3)→←黒髪少年の指標(1)



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設定キーワード:オリジナル , 男主人公 , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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満天星(プロフ) - 紀元前の海苔男さん» 紀元前の海苔男さん、ご指摘ありがとうごさいます!参考にさせていただきます! (6月17日 14時) (レス) id: 4977ad56f4 (このIDを非表示/違反報告)
紀元前の海苔男(プロフ) - 満天星さん» 私の作品に感想くれません?http://uranai.nosv.org/u.php/novel/0067dca55e1/ (6月17日 14時) (レス) id: fa2781bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
紀元前の海苔男(プロフ) - ちょー人気ない系非リアの処女作制作中の雑魚です。あの、失礼ですが、瞼、眼、瞳という表現のなかに双眸、眼窩を混ぜて使ってみては?上品に感じません?とか言っといて下品なことを言いますよ。(お気に入り登録させていただきました。)ほんとに人気ないんです! (6月17日 14時) (レス) id: fa2781bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
満天星(プロフ) - 感想並びにご指摘等御座いましたらここにお書き頂きます様お願い申し上げます。というかほぼ何でも書いていただいておkです。励ましの言葉などありますと更新ペースが上がる!…かも。 (6月16日 20時) (レス) id: 6ac6ac398f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:満天星 | 作成日時:2018年6月13日 22時

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