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「おいおい!何やってんだ一松!びっくりしたよ…!」
「テメェ!この事皆に喋ったら殺すからな!?墓まで持ってけやゴラァ!」
「この状況で強気!?嘘だろ!?」
カラ松が驚いた様子で一松に声をかけるが、
一松は鬼の形相でカラ松の胸倉を掴んで脅しをかける。
カラ松は涙目で一松を見ていた。
「とにかくまず着替えんぞボケェ!」
「強気ーーー!?
あぁ、あぁ!あうちっ!」
服を脱ぎ始める二人は足元がふらついたせいか、その場に転んでしまう。
すると、タイミング悪く襖が開いた。
「わっすれものしちゃっ……」
『ごめんね、カラ松兄さん、いちま………』
「「……………」」
おそ松とハイ松が部屋に入ると、そこには上半身裸で
押し倒すカラ松と押し倒される一松がいた。
簡単にいえばカラ松が一松を組み敷いていたのだ。
「お邪魔しましたー」
「ちょちょちょ違う!違う違う違う!」
「ごめんねー」
「ちがーう!」
「誰にも言わない」
「だから違うって!お、おい!ハイ松からも何か…!」
『…………』
おそ松が襖を閉めようとするとカラ松が押さえ付けて
誤解を解こうとするがあの場面を目の前にして誤魔化すことも出来ず、
隣にいたハイ松に助けを求めるカラ松。
しかし、ハイ松は黙ってしまい思考停止していた。
完全にスペースキャット化していた。
「行こ、ハイ松」
『…………』
「違うんだって!」
「やめてよカラ松兄さん…」
「お、お前…!?」
行こうとする二人にカラ松が止めようとすると、
追い討ちをかけるかのように嘘泣きをして罪をなすりつける一松。
カラ松が一松を見た瞬間、襖は閉められた。
「違うってえええ!!!!」
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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年8月12日 12時