検索窓
今日:1 hit、昨日:26 hit、合計:15,557 hit

ページ29

*



「どうやって怒んのあれぇ!!」



「だろぉ!?あんなの習ってきてないだろ!?」



「天才だ…。採ろう…」



「濡れてきちゃった…♡」



おそ松もチョロ松の苦痛が分かって頭を抱えていると
社長であるカラ松はやはり彼を社員に採ろうと考えており、
秘書のトド松に至っては完全なる下ネタである。



「くっ…一体どうすれば…」



チョロ松が悩んでいると社長室のドアがキィ、と音を立てて開いた。



「どうするー?」



「「っ!?」」



入ってきたのはなんと十四松だったのだ。



「十四松さん…!」



「採る?採らない?…?」



「はぁんっ!」



コテンと小首を傾ける十四松にトド松は顔を赤らめてその場に倒れる。
チョロ松とおそ松は冷や汗を垂らしながら十四松を見て、
唯一カラ松は何も動じずに十四松を見ていた。



「じゅ、十四松さんはどっちが良いと思いますか?」



まさかの希望者に聞いていくスタイルである。



「んー。



採らない方が良いかな!あっは!」



面接を受けたというのに採らない方が良いと答えた十四松。
十四松は手をぶらぶらさせながら廊下を歩いていく。

しばらく、社長室の中では沈黙が続いた。
すると、部屋の前に素早く誰かが現れた。



「本当に採らなくていいのか?あ?もう会えないんだぞ?
…ふっ、それはそれでちょっと惜しいだろ…。え?」



『逸材を逃したかもしれないっていうのに
本当にこのまま採らなくても良いの?
もしかしたら、社長さんの言う通り天才なのかもしれないし。
面接官さん、もう少しよく考えてみてよ。ねぇ?』



「ふっ、へへへ…」



『ふふふふふっ』



そこには先程十四松と共にトスバッティングをしていた一松とハイ松。
採らない方が良いと選択した十四松の後に続いて、
二人はそれで良いのかと不気味に笑いながら聞いていた。



「……いや」



「「お前らは何なんだよ…」」



完全にこの会社となんの関係もない二人に
チョロ松とおそ松が呆れた目でツッコミをした。



「ふっ…」



『ふふっ』



一松は不気味に笑い、ハイ松は闇すら感じない微笑みを返したのだった。

○じょし松さん2→←○



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

びたー(プロフ) - メルさん» コメントありがとうございます!そう言ってくれてとても嬉しいです!えいがのおそ松さんもいつか書きたいと思っています!(書けるとなると時系列的に2期終わりになりますが…)応援ありがとうございます。励みになります! (2022年8月2日 3時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
メル - おそ松さんの夢小説とても嬉しいです!映画の時の高校時代ハイ松さんがすごく気になります!これからも頑張ってください! (2022年8月1日 17時) (レス) id: eb7870cb0c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年7月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。