１０２episode ページ9
【takemiti.side】
エマちゃんが自動販売機でジュースを買ってくれた時だった
「…なんだ？」
向こうの方からバイクの音が響き渡った
バイクの音はどんどんこっちに近づいてくる
「え？」
バイクに乗っている人物を見た瞬間俺は思わず叫んだ
「稀咲!!?」
バイクの勢いに目を瞑った時、後ろから物凄い音が響いた
りんごジュースの入った缶がコロコロと転がってくる
何が起きた…？
「…エマちゃん…？」
後ろを振り返るとバイクが走り去っていく音、それから道路に倒れるエマちゃん
嘘だろ？稀咲、
エマちゃんを狙ったのか？
女にまで手ぇ出すのかよ…？
マイキー君を堕とすためなら、こんなことまでやるのかよ…？
いくら呼びかけてもエマちゃんは目を開けない
オレは馬鹿だ
ドラケン君を救っても
一虎君を救っても
稀咲を東卍から追い出しても
大寿君を救っても
結局何も変わらなかったのは
これだ
「エマちゃん目ぇ覚ましてよ、過去で…こっちで死んじまったら救えないんだ…っ、エマちゃん！！！」
俺が叫んだと同時に、運が良いのか悪いのか
マイキー君がやって来た
「何があった？」
「バイクが突っ込んできてエマちゃんがはねられました…」
俺がそう言うとマイキー君はしゃがみ込んだ
「タケミっち、乗せて！」
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チェロ - 更新有難うございます。スズさんの為に決断したマイキーですが、東マンの皆と幸せになって欲しいです。大変だと思いますが更新楽しみにお待ちしております。宜しくお願いします。 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
チェロ - 更新お待ちしております。よろしくお願い致します (2021年12月10日 0時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年11月28日 18時
