一目惚れ 3 (ページ24)

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夕飯はルームサービスを頼んで3人で食べそれぞれシャワーを浴び何時に戻るかわからないジュニとオンニの帰りを待った

「…何時になるだろう…。」

V「それでなくてもいっつも遅くまで掛かるからね…。」

SG「それプラスAの話だから遅くなるのは仕方ないだろ」

「…うん…。2人も明日帰るでしょ？大変じゃん…。」

SG「近いから大丈夫。気にすんな。」

V「そうそう！慣れてるし平気だよ！大丈夫♪」

「…ありがとう。私こうやっていつも大丈夫って言ってきてもらったね。」

SG「そうか？」

「ふふっそうだよ。あの日 3人に助けられてからずっといつも誰かが付いてくれてて見守ってくれた。本当にありがとう。」

V「ふふっ何？急に〜♪」

「ちゃんとお礼言えてないから。」

SG「そんなんいいよ。」

「ううん。言わせて？
あの日ねあの場所に行ったのはホントに行先も考えてなく電車に飛び乗って何も考えないであの公園に行って場所とかどうでも良くてとにかくずっと同じような事だけをグルグル考えてた。そうしたくてそうできる場所なら何処でも良かったんだけど今思うと
他の場所だと一日中あんな風にしてられなかったんじゃないかなって…。」

SG「まーそうかもな。あれだけ広けりゃ目立たないよな。」

「うん。」

「ずっと崇と自分の付き合い方を振り返ってたの。何故こうなったかって考えてた。それと式をキャンセルしたり皆に何て言えばいいんだろう？とかこれから何をすればいいんだろう？って当たり前だけど冷静に考えられなくてその先に思考が回らなくてどうしようってグルグルグルグル考えてたの。」

V「怒ってなかったの？相手の事。」

「いやいや怒ってたよ！ふざけんな!!って思ってた。でも私という相手が居るのに!!とかそういうのじゃなかった。たぶん私結婚したくなかったんだと思う。したくないのにしなくちゃいけない状況になっててそれでも結婚しようとしてたのにふざけんな!!のふざけんな!!だった。」

SG「なるほど。」

「仕事が楽しくて結婚への気持ちはそこまで重要じゃなかったのかもしれない。今思ったら崇への態度は普通でも気持ちは普通の恋人のような感覚じゃなかったと思う。たいして好きじゃないならそれなりの態度すればいいのに態度は変えないからタチが悪いよね。ハハ」