49【NJ】 ページ49
Aを抱き頬と肩を揺すりながら名前を呼び続ける
”あぁ．．．約束したのに…間に合わなかった．．．ごめん．．．ごめん．．．傍に居てやれなくて悪かった．．．ごめん．．．僕がずっと傍に居てやりたかった．．．きっと朝から色んな人達に報告をしなければいけなくて 相手の反応や思いも受けなくてはいけなくて 昨日の今日で僕達ですら理解してやれないほどのストレスをおった上に診察を受けたはず．．．”
そう思うと涙が零れそうになる
すると腕の中でAが涙を流しながら うっすらと開いた目で僕を見つめ とても安心したかのように微笑み小さな声を微かに
「おかえりなさい」「ナムジュンさん」「ありがとう」
そう言った
僕は遅くなったことを詫び もう喋らないでと言い 息を整えるように促す
そう言いながら自分の気持ちも落ち着かせる
正直 Aの事に集中し過ぎていて周りの事など気にしていなかった
Aが少しずつ少しずつ息が整い始め落ち着いたところでベッドへ運び布団を掛けると
「ありがとう．．．それと おかえりなさい。ナムジュンさん。」
そう安心しきった顔で微笑んだ
NJ「うん。ただいま」
それだけ言うと ハッとして皆がいた事に気付き我に返った
そして立ち上がり皆の方に体を向け挨拶をした
皆が僕とAのやり取りに驚いき唖然としているような感じが受け取れたがヒョンが
SG「．．．ん。おつかれ。」
と声を掛けてくれてヌナもテヒョンもいつも通りに話し始めてくれた
そして ソナヌナと挨拶をして今日の診察は終わったのか確認して終わらせてもらった
ソナヌナはAに今後も診察を受けられるか確認するとAは今後もお願いしたいと言った
ソナヌナとサラヌナがそれを聞いて安心し上のバーで飲もうと仲良く部屋を出て行くとヒョンがAに声をかけテヒョンも声をかける
2人とも優しくAに微笑み会話する
2人で彼女のリクエストのスイーツと僕のリクエストの珈琲を買いに部屋を出て行き2人きりにしてくれる
僕の気持ちは もう始めからバレているのかもしれない
隠すつもりも もう無くなっていた
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作者名：明日 | 作成日時：2022年9月19日 5時
