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私は自分で思ってた以上に仕事が好きだったようだ
やり甲斐を感じてたんだと思う
無くしてから気付いた
仕事への真摯な思い
私の気持ちが落ち着き しばらくしてから母がやっと連絡してきた。
母は少し鼻声だったので泣かせてしまったのかもしれない...
父はかなり怒っている様子で崇のご両親の方から謝罪の連絡がまだない事にも怒っているとの事だった
崇はまだご両親に話せていないのかもしれない...
そういう所も父と同じで私にとっても理解できない所だ
あの状況では私の勘違いなどは有り得ないけど 違った事とかで私がもしも勘違いをしてしまって今のように私と連絡が取れなくなったとしたら 私が崇の立場であるなら私の実家に連絡するなり両親に誠心誠意勘違いさせた事を説明し謝って何とか和解しようとすると思う
そして それが結婚を約束している相手への礼儀だとも思うし それぐらい当たり前に出来る気持ちがあるからこそ結婚をするのだと思う
私はそれぐらいは愛されたいと思っているし愛したいとも思っている
でも実際 結婚を決めた人はそんな価値観ではなく私自身も崇にそこまでの愛情があったとは思えなかった
情けない...
母にその気持ちと今後はしばらく友達と一緒に住む事 しばらくそっとしておいて欲しいと伝えた
そして式場へのキャンセルの話も上司への報告をした事を伝えると崇のご両親への連絡とキャンセル料等の話 式の出席者への連絡は全て心配しなくていいと言ってくれ カトクや電話は時々でも連絡するようにとだけ言われ電話を切った
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作者名:明日 | 作成日時:2022年9月19日 5時