第55話 ページ7
「幸村。」
「何だい、跡部。」
顰めっ面の跡部が話しかけてきた。
ああ、勿論理由は分かっているさ。
「帝統さんの事だろう？」
「ああ、何か言ってきたりしてねーか。」
「まだね。」
でも、もうそろそろ限界かな。
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今まで以上に力をつける為に青学と立海、四天宝寺に合宿の話をもちかけた。
手塚達もそれはいい提案だと直ぐに了解した。
だが、問題が1つある。
それは今後ろにいる雌猫達だ。
「跡部く〜ん、今回合宿に来るマネージャーさんって四天宝寺のみちるちゃん達だけだよね〜？。」
「いや、立海に1人臨時マネージャーが来るそうだ。」
「へえ、そうなんだ〜…」
「ちゃんと仕事するのかしら。ねぇ、跡部くん。」
お前らも人の事言えねーだろうが。
前に1度、同じように合宿をした時は立海と青学にも今回と別のマネージャーがいたがそれはもう駄目だった。
まあ一言で言えば、ミーハーという奴だった。
仕事は何とかついていっている感じだが、俺達の試合が始まると、この雌猫達と同じ様に甲高い声で叫びだす。
挙句の果てには、女子同士での醜い争いが陰で勃発し、それに巻き込まれた俺達は迷惑でしかなかった。
本来ならこの合宿が終わった時点でこいつらを切るべきだった。
だが、こいつらは普通に仕事をするのでそうする事が出来なかった。
それに、折角の合宿での貴重な練習時間を無駄にはしたくない。
そして、合宿当日。
外で手塚と白石で話している間.、立海が到着したと報告があり出迎える。
『帝統Aです。よろしくお願いします。』
正直、面食らった。
前に連れて来た化粧の濃い雌猫とは違う、いや、真逆で何処にでも居る平凡な女だった。
帝統は誰に対しても
ここ数日、ドリンクや綺麗に畳まれたタオルを渡しに来るのは南谷達と四天宝寺のマネージャー達だったので、部員達に空いている時間に様子を見に行かせた。
「真面目に働いていたぜ。」
「動きに無駄がありませんでした、あの人。」
どうやら中仕事を1人でこなしているらしい。
俺の中での帝統Aという女の印象が少し変わった。
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
