記録その廿玖 ページ30
____お館様からのお手紙です
『今回はまともな烏が来たな。』
前回は口が悪い烏が来たが(お館様の前ではそうではない。)、そういえばその烏に童磨は髪を毟られたと喚いていた。
「お館サマからの手紙?」
『______今回は面白い内容だぜ。』
「おや、確かにこれは面白いねえ。」
そこに書いてあった内容に出てきたのは、鬼殺隊の兄と
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「何だか向こうが騒がしいねえ。」
『竈門炭治郎と禰豆子というらしい。柱の1人に頭突きをした面白い奴だ。』
「柱に?というかだな、この距離から見えるの?」
『まあ、“千里眼”使ってるから見える。見るか?』
「見たい。Aの能力は何でもありだなあ。」
童磨が頷いたのを確認し、Aは親指と人差し指で輪をつくった。
『“
「何だいこれ…!!」
目を輝かせながら童磨はその輪の中を覗けば、先程産屋敷の館で起こった出来事が全て見えた。これは、Aが見たものである。
『分かったか。』
「うん。へえ…彼、花札の耳飾りをしていたね。」
『何だ、それがどうした。』
「いや、確か無惨様の細胞の記憶で見たことがある。昔無惨様に唯一匹敵する力を持っていた彼も花札の耳飾りをしたぞ。」
『成程。受け継いだのかもしれねえな。』
鬼舞辻無惨に匹敵する力を持っていた男。そして、花札の耳飾りをしていた竈門炭治郎。
それらが関係ないとは言えない。
今現在、産屋敷が鬼舞辻無惨が炭治郎に追っ手を放っていると言っているので何か関係はあるのだろう。
「ふふ、話がどんどん面白い展開になってきているではないか。」
『耀哉はこの絶好な機会を逃すはずねえよ。』
暫くしてその場で様子見していると、ドタドタと2人の影が見えた。
何やら騒いでおり、後ろに担いでいる誰かに向かって喚いていた。
「あれって鬼を連れた少年じゃない?」
『そうだな。まあ、ありゃ仕方ねえわ。』
「ところでさあ、A。」
『ん?』
「俺たち、いつまで此処にいるの?」
『……知らん。何か柱達で会議始まったみたいだし…タイミング逃した。』
「Aにも気まずいって感情があったんだ。」
『あるわボケェ!!』
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メリエリ(プロフ) - 凄く面白くてお気に入りです!続きはつくらないのですか? (2021年7月13日 19時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ily(プロフ) - こんばんは!もう更新はされないのですか??とてもいい作品でもっともっと読みたいです!!更新待ってます! (2020年5月15日 0時) (レス) id: c05f4833c8 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 伊之助推しさん» ありがとうございます!神作品だなんて本当に嬉しいです!!これからも更新していくのでよろしくお願いします!! (2020年2月24日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
伊之助推し - 神作品すぎる、本当にこれ好きなので続木楽しみにしています。 (2020年2月14日 23時) (レス) id: 5a7580d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - Ecarlateさん» コメントありがとうございます!記録その廿伍に少しだけ書いてあるのですが夢主をおびき寄せるために無惨から呪いを解かれていたという設定です、すみません文章が不足していました汗 (2020年2月2日 17時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2019年12月27日 21時