第八話 ページ9
あの、一体これはどういう状況ですか。
何でボーダー同士で対立してるんですか。
あの人達A級ですよね。
あれ、何で私は睨まれて、
「はい、質問は後で聞くから落ち着いて。」
『いや、無理です。』
「すぐに落ちないでね。落ちたらケーキなしだから。」
『チッ!!』
き、貴様ァァァ…!!
相手A級だぞ!?B級がA級に勝てるかァァァ!!
「何あの弱そうなの。心臓の音がうるさいんだけど。ゴミ収集車みたいな音がするし。」
あのA級の長髪、てめぇのトリオン覚えたからな。
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「じゃあ嵐山達は秀次達でおれは太刀川さん達、國神ちゃんは狙撃手ねー。」
『無理無理無理ですって。私一人ですか!?』
「この人本当に大丈夫なんですか?そもそも役に立つんですか?見るからに弱そうなんですけど。」
いや、初対面に失礼じゃね?と思うけど今はこの子の言ってること正しい!!
私役に立つんですかッ!?あのA級のやべぇ面子相手に役に立つんですかァ!?
「國神さん、迅が信じてここに連れて来たのだから大丈夫だ。」
「そうそう、大丈夫だって。さあ、時間がないから行くよ。」
嵐山さん優しい…!!さすがボーダーのアイドル!!崩壊仕掛けた國神のHPがMAX…っておい!!勝手に行くなー!!
「じゃあ、國神さん。よろしく頼む!!」
「遊びじゃないんですからね。」
木虎さんはこえぇ…でも、自分に厳しい子なんだろうな。
最後の男の子、えっと、時枝君。
「じゃあ、頑張って。」
『え、あ、はい。』
うん、普通にいい子でした。
『ちくしょう…!!これじゃあやるしかねーじゃんかァァ…』
もう、どうなっても知らねー。
全部あのエリートのせいにしてやるからな!!
ん?待てよ、そういえば私ってサイドエフェクト持ってるじゃん。
トリオン探知、あるんだよな?
とりあえずここは狙撃手の的になるから屋根からおりよう。
『…うーん、何となく分かるんだけど…どれが誰のトリオンだ?』
だがな、あの長髪のはちゃあんと覚えている。人の美しい心をゴミ収集車なぞと呼びおって、許さん。
『あ、この動かないのが狙撃手か。』
よっしゃ、やったるでー!!
全てはァァーー!!いちごケーキのためにィィーーー!!
因みにだが、迅さんと通信が繋がっており私の心の声がもれていることなど私は知らない、断じて知らない。
そんで迅さんが思いっきり呆れているのも知らない。
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます!私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます!!続編を少し前に解放したので是非どうぞ!! (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど!分かりました!無理せず更新頑張ってください! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます!!実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします!! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2019年9月20日 23時