【WT】凡人の人間関係

第二十三話 ページ24

『……………迅さん。』

「あちゃー…」

『あちゃーじゃねぇだろ。何私がやらかしたことになってんだ。サイドエフェクトのこと報告してないんですか。』

「そんなに怒らないでよ、後でぼんち揚げ一箱あげるから。」『はーい。』


うん、國神ちゃんって本当にアレだよね。
簡単に言えばチョロい。


さて、さっきから黙ってる城戸さん達にちゃんと説明しないとね。
弟子の尻拭い、やるとしますか。




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「…つまりトリオンに限界がないと?倒れたと聞いていたが。」

『あー、あれは身体がついていかなかったんです。あんなにトリオン使ったのは初めてだったので。』

「なるほど。」

『でも鍛えれば身体もついていくようになると思われます…?』

「何でいきなり自信なくなるの。」

『迅さん黙っててください。』




大体のことは迅さんが説明してくれたから大丈夫だけど…うん、本当に居心地悪いもう帰りたいー!!雷神丸をもふもふしたいー!!




「國神くんはどこかの部隊に入るのか?」




話が終わったと思いきや、忍田さんに話しかけられた。む、何と。部隊と言いました?




『えっと…考えたことなかったです。』

「國神ちゃんはフリーでA級目指してもらうから駄目ねー。」




フリー、ですと…?いや、それよりも今何と言った。私の耳が悪くなければ今この人A級つったか?




『何言ってんですか無理に決まってるじゃないですか。』

「それで実力派エリートの補佐をやってもらおうかな。」

『人の話聞けやァーーーーッ!!!』





げぇッ!!ここ玉狛じゃなかったやべ。
ギギギと城戸司令殿を見てみれば表情がピクリともしていなかった。





え、これ怒ってんの?ねえ、もしかしてすごく怒ってらっしゃる?





「國神隊員。」

『は、はひっ!!』




お、怒られる!?私は怒られるのか!?




「大規模侵攻の件、よくやった。引き続き頑張りたまえ。」

『え?………………あ、はい。ありがとうございます…?』






え?まさかの何もナシ。
え、あの顔怒ってらっしゃるんじゃないの?







「ふっ…ちょ、顔やばいって。」







誰の顔がやばいんだ言ってみろオイ。
元々アンタのせいだろオイ。

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