第十六話 ページ17
「フムフム…やはりくにがみ先輩は強いな。」
「当たり前よ。あたし達が二年も鍛え上げたんだもの。それにサイドエフェクトも使いこなせるようになってきたんだから。」
「くにがみ先輩サイドエフェクト持ってたの?」
『あれ、言ってなかったっけ。』
あ、言ってなかったわ。
「おれと一緒だな。」
『え、遊真もサイドエフェクト持ってるの!?』
「チカも持ってるぞ。」
何なの、玉狛ってとんでもねぇ化け物しかいないのか?
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「國神ちゃん、ちゃんと訓練と筋トレはやっているかな?」
『もっちろん、何せ私には鬼がいますから。』
「訓練五倍にしてあげよう。」
『私を殺す気だろッ!!』
私にだけこの人鬼じゃない?って思う時があるのは気のせいだろうか。いや、気のせいじゃない。絶対そうだ。
「あ、そうそう。國神ちゃんには先に言っておかなきゃいけないことがあるんだ。」
『死亡宣告ですか。』
「何ですぐそうマイナスな思考しか持ってないのかな〜。」
いや、あなたのせいです。
「もうすぐ近界民による大規模侵攻が起きる。そこで國神ちゃんに頼みたいことがあるんだ。」
『私にですか?というか、何が見えたんです。』
「まだ確定はしてないんだけど國神ちゃんは近界民の足止めをして欲しい。ちょうどその時、周りにボーダー隊員が誰もいないんだ。」
え、ちょっ、話についていけないぞ。
近界民による大規模侵攻?つまりあれだよな。危ないってことだよな、大丈夫なのかよ。
『いいですけど、私一人で足止め出来ますかね。』
「大丈夫、國神ちゃんは強いよ。はっきり言って攻撃手と射手はポイントさえあれば上位にいてもおかしくないくらいだ。」
『ま、マジでか。』
「うん。あのきつい訓練と筋トレを頑張って最後までやったんだからもっと自信持ちなよ。弱音は吐きまくってたけど。」
し、仕方ないでしょうが!!
だって本当にきつかったからねあの訓練!!
まあでもそのおかげで最初の頃よりは強くなれたし、周りをよく見ることができた気がする。
鬼って言ってごめんね迅さんッ!!
『やってやりますよ。近界民なんて全部粉々にしてやります!!』
迅さんだと思って、奴らにバイパー&刃の雨を降らせてやろう。
「流石おれの弟子だね。ということで、今日はおれと勝負しようか。」
『結局鬼じゃねぇかァァァーーーーーー!!』
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
