第十一話 ページ12
私は今走って本部へ向かっている。
何故かって?
そりゃあ少し前の事だ。
任務終了と同時に迅さんから言われたからだよ。
《國神ちゃんは今すぐ本部に向かってね。あ、今すぐ来ないと訓練三倍ね。》
ふざけるな!!
ただでさえ今の訓練きっちいんですけど!!
嵐山さんと会話出来なかった!!
____________
_______________
「いやあ〜ご苦労さま。」
『あ、アンタ…!!あそこからここまでどんだけ距離があったと思ってんだ…!!…ハァッ…マジで、休憩無しはきっつい…』
「ん?筋トレ増やした方がいいってレイジさんに言っておこうか？」
『お前は鬼か、鬼なのか!?』
「元気があってよろしい。」
これのどこが元気に見えるんだ、あなたの鬼畜さに怒りを覚えているんだ!!
ん…?というかこの人。
『迅さん、元気ないですね。』
「んー?何のこと?」
『いつものすんげームカつく顔してない。』
「お前いつもそんな風におれのこと見てたの?」
『いやだって胡散臭すぎるもんで。』
胡散臭い顔をしているんじゃなくて…
今の迅さんは何て言うかあれだあれ。
うーん。
『大事なものを取られてかなりのショックを受けた顔…?くっそ、言葉に出来ん。』
「…國神ちゃんってたまに鋭いところ突いてくるよね。」
『え、ドンピシャですか?マジで?』
「はァ…」
『理由とか聞きませんけど、早くその顔やめていつものうっざい顔に戻ってくださいね。』
「はは、後輩に元気ずけられるとはねー。」
悪かったな!!励まし方分かんないんだよ友達あんまりいないから!!
『というかこれも視えていたんじゃないんですか?』
「いやあ、視えてたけど実際に言葉されるとね。…さて、特別にアイスでも買ってあげよう。」
『迅さんが優しいだと…!?』
「よーし、まっすぐ支部に帰ろう『さァ、コンビニへレッツラゴー!!』」
アイス、アイスー!!
ハーゲンダッツが食べたい。因みにストロベリーが好きです。
『そういえば迅さん、さっき誰かと会いました?』
「何で?」
『いや、迅さん以外に二つ感じたので。』
「因みに誰だと思う?」
『んー、何か知ってる感じがしました。さっき戦った人達ですか?』
「お、正解。」
お、当たった。
あげせんくれたわーい!!よくくれるせいでお菓子の中であげせんがトップ3に入るくらい好きになってしまったちくしょう。
「國神ちゃん。」
『何です。』
「ありがとうな。」
頭、撫でられたんですけど。
今日の迅さんこえぇ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
