爺 ページ21
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『よー』
ある休みの日の昼下がり、ユンギから新曲のデモを聞いて欲しいと連絡があり宿舎へと向かっていた
宿舎に着けばユンギ以外俺が来る事は知らず、各自好きに過ごしているだろう雰囲気が漂う
要するに、静けさが広がっていて寂しいと言うことだ。
誰かと遭遇して騒がしくなるのは嫌だろうと思い足音を立てないようにコッソリとユンギの作業室へと足を進める。
扉を開き声を掛けると、パソコンに向かっていたユンギは椅子をクルッと回転させながら
「こんちは」
片手をあげながらぶっきらぼうにそう言い放つ。
『で、今回はどんなのが仕上がってるんだ』
ユンギの隣にある椅子に腰掛けながらそう聞けば、少ししっとり目の音楽が流れ始める。
『お、いい感じじゃん』
机に頬杖を付いてジッとパソコンの画面を眺め続けるユンギの肩を軽く叩いてみる
「ヒョンならそう言ってくれると思ってました」
得意気に俺を見て笑ってくれている、今日初めての笑顔だ。
ユンギの笑顔はいつものクールな顔とは一転、とても幼くなって可愛らしい愛嬌のある表情へと化す。
『ユンギの笑顔は、いつ見ても可愛いな』
頬に触れながら優しくそう言うと、先程までの笑顔はハッとしたように消え去り、今では俺の手を振り払っていた
「辞めてください」
『ああ、ごめんごめん』
ユンギは他のメンバー達とは違って、俺と距離を取ろうとしているのが目に見えて分かる
それが何故だか、俺には良く分からない
『ユンギは俺の事が嫌いか』
「……え」
肩をビクッと震わせて、細めの目を大きく見開いて少し驚いたような声を発した
何だ、図星か？
「はい、」
『……』
「嫌いって言うか、苦手です」
流石にここでは気を遣って嫌いじゃないですよくらいの返しが来ると思っていたら、まあ
ユンギの事だから嘘は吐かないか。
『んー、そっか』
「だってヒョン」
『ん？』
「俺の弟達を狂わせてるじゃないですか」
『どう言う事だ？』
「ヒョンが弟達からの好意に気付いてるのか気付いてないのか分かりませんけど、皆ヒョンの事が好きすぎて、凄いんですよ」
『気の所為じゃ…』
「だから俺も」
「俺もヒョンと仲良くしたら、好きになりそうで怖いんです」
初めて見るユンギの弱々しい姿。
俯いて、目を合わせないまま俺に口を開かせないように、俺の意見を聞きたくないのか
話し込んでいる。
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タンパク質(プロフ) - ヒョンラインの濃厚？なシーンをかいて欲しいです。 (2018年6月23日 20時) (
レス) id: e7d8c66711 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユキ(プロフ) - マンネラインとのイチャイチャシーンを描いてほしいです！無理なら大丈夫です！これからも応援してます！ (2018年6月19日 20時) (レス) id: f36464d92b (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - マネージャを退くのは悲しいので、ジョングク落ちでも、男主ハーレム落ちでもいいと思います！個人的には、男主がメンバー全員を愛する総攻めオチがいいです！ (2018年6月17日 12時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - ここは平和に落ちをつくらいというのはどうでしょうか？？もーかさんの作品永遠にみてられる気がするので日常のなかで７人に愛されるというのはどうでしょうか？？ (2018年6月16日 17時) (レス) id: c9f81a0240 (このIDを非表示/違反報告)
lie(プロフ) - 更新お疲れ様です。個人的には7人全員からの愛されがいいですが、ジョングクさん落ちでも堪らない感じ（語彙力）になりそうなので、作者様の思うようにやっちゃってください！！更新楽しみにしてます。 (2018年6月16日 17時) (レス) id: f672d0904e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もーか | 作成日時：2018年6月13日 19時
