黒服のＷＥＳＴくん 2

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藤井side



藤井「お邪魔します……」




りりか「うん……」



りりかは明らかに元気がなく目の下にはクマができていた。




藤井「りりか……どしたんや？」





りりかに話しかけるとしばらく黙ってたけどゆっくりゆっくり話しはじめた。




りりか「あのな……あの黒服三おるやん」




あの黒服……先輩のことか





りりか「あの人にストーカーとか……されてて。」




は？ストーカー？





りりか「あとは……夜家に来られて帰ってって言ったらそのまま朝までドアの前で騒がれたり……」





そんなことされとったんか……




りりか「あとはメールめっちゃ送ってこられたり電話掛けてこられたり……」




藤井「なんですぐに俺に言わんかったんや？！」




俺は感情的になり怒るようにその言葉を発してしまった……




りりか「おっきい声ださんでよ……りりかな、りゅーせーに助けてって言おうとしたよ？でも……その黒服さんが流星に言ったら……」




藤井「言ったら……？」





りりか「藤井をクビにする……って言われて」




りりかは俺のことを守るために我慢しててくれたんか……




藤井「俺を守るために……今まで我慢してたんか……？」



りりかは頷いた。




俺は感謝の気持ちとともに怒りを抱いた。




藤井「りりか……店移ろっか……」




俺の下した判断は……りりかをほかの店、安全なところに移し、先輩の黒服を排除すること。




りりか「りゅせ……？」




俺は相当怖い顔をしていたらしくりりかは心配になったらしい。





藤井「りりか？心配すんな。俺が何とかするからな？」



俺はりりかに発した言葉を自分にも言い聞かせ家に帰った。

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